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12月15日-10号

  • "交通安全施設整備事業経費"(/)
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  1. 奥州市議会 2006-12-15
    12月15日-10号


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    平成18年 12月 定例会(第3回)          平成18年第3回奥州市議会定例会会議録(第10号)議事日程第10号                      平成18年12月15日(金)午前10時開議第1 議案第20号 平成17年度奥州市一般会計歳入歳出決算認定について第2 議案第21号 平成17年度奥州市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について第3 議案第22号 平成17年度奥州市老人保健特別会計歳入歳出決算認定について第4 議案第23号 平成17年度奥州市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について第5 議案第24号 平成17年度奥州市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について第6 議案第25号 平成17年度奥州市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について第7 議案第26号 平成17年度奥州市浄化槽事業特別会計歳入歳出決算認定について第8 議案第27号 平成17年度奥州市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について第9 議案第28号 平成17年度奥州市バス事業特別会計歳入歳出決算認定について第10 議案第29号 平成17年度奥州市繁殖和牛貸付譲渡事業特別会計歳入歳出決算認定について第11 議案第30号 平成17年度奥州市公共用地先行取得等事業特別会計歳入歳出決算認定について第12 議案第31号 平成17年度奥州市米里財産区特別会計歳入歳出決算認定について---------------------------------------本日の会議に付した事件第1 議案第20号 平成17年度奥州市一般会計歳入歳出決算認定について---------------------------------------出席議員(40名)      議長  小沢昌記君      1番  千葉正文君      2番  菅原 哲君      3番  関 笙子君      4番  郷右近 浩君      5番  阿部加代子君      6番  中西秀俊君      8番  石川和好君      9番  三宅正克君      10番  中澤俊明君      11番  小野寺 重君      12番  及川俊行君      13番  佐々木國男君      14番  千葉悟郎君      15番  高橋勝司君      16番  藤田慶則君      17番  今野裕文君      18番  渡辺明美君      19番  佐藤邦夫君      20番  菅原今朝男君      21番  亀梨恒男君      22番  及川梅男君      23番  菅野市夫君      24番  佐藤絢哉君      25番  内田和良君      26番  千田美津子君      27番  遠藤 敏君      28番  佐藤修孝君      29番  菊池嘉穂君      30番  新田久治君      31番  廣野雅昭君      33番  安倍静夫君      34番  小野幸宣君      35番  安部皓三君      36番  佐藤克夫君      37番  数江與志元君      38番  高橋瑞男君      39番  佐藤建樹君      40番  及川善男君      41番  渡辺 忠君---------------------------------------欠席議員(1名)      7番  菅原 明君---------------------------------------説明のための出席者    市長         相原正明君    助役         岩井憲男君    収入役        伊藤正次君    監査委員       岩渕正力君    教育委員長      高橋新平君    教育長        菅原義子君    総務部長       佐藤郁夫君    市民環境部長     菅原公男君    産業経済部長     及川俊和君    都市整備部長     山内賢一君    教育委員会教育部長  佐々木善基君    財政課長       菊地隆一君    市民環境企画室長兼市民課長兼生活環境課長                    千葉芳範君    産業経済企画室長兼ブランド推進室長    兼商工観光課長兼農林課長兼ロケ対策室長                    齊藤隆治君    都市整備企画室長兼都市計画課長兼建設課長兼下水道課長                    菅原千秋君    消防防災室長     千葉典弘君    企業立地推進室    千葉 祐君    教育総務課長     菊田 豊君    学校教育課長     高橋 勝君    生涯学習課長兼スポーツ振興課長                    高橋民雄君    水沢総合支所参事兼商工観光課長兼水沢鋳物技術交流センター所長                    渡邊晃三君    水沢総合支所都市計画課長    高橋秀之君    水沢総合支所建設課長      千葉善諭喜君    水沢総合支所生活環境課主幹   菊地栄雄君    水沢総合支所農林課長      及川時男君    江刺総合支所商工観光課長産業経済部商工観光課企業立地推進室江刺分室長    兼産業経済部商工観光課ロケ対策室主幹                    菊池 寛君    江刺総合支所地域整備課長    熊谷信行君    江刺総合支所生活環境課長    及川 公君    江刺総合支所農林課長江刺農業活性化センター所長    兼農業委員会事務局江刺分室長                    菊地富士夫君    前沢総合支所商工観光課長前沢温泉保養交流館長                    前田卓見君    前沢総合支所地域整備課長    佐々木 晃君    前沢総合支所市民課長兼生活環境課長                    千田義正君    胆沢総合支所商工観光課長兼胆沢農村ふれあいセンター所長    兼ひめかゆ健康の森所長                    渡辺和也君    胆沢総合支所地域整備課長    佐藤幹穂君    胆沢総合支所生活環境課長    阿部新一君    胆沢総合支所農林課長農業委員会事務局胆沢分室長                    安倍研也君    衣川総合支所産業建設課長農業委員会事務局衣川分室長    兼山村開発センター所長兼衣川防災ダム管理所長兼衣川いきいき交流館館長    兼衣川いきいき健康ランド所長兼衣川高齢者コミュニティセンター所長    兼衣川ふるさと自然塾所長国見平スキー場支配人                    吉田裕悦君    水沢支所学務課長        佐藤芳廣君    水沢支所スポーツ振興課長兼生涯学習課長                    鈴木圭一君    江刺支所学務課長        荒川正徳君    前沢支所学務課長兼前沢学校給食センター所長                    菊地盛吉君    前沢支所生涯学習課長兼前沢ふれあいセンター館長                    千葉信男君    胆沢支所学務課長兼胆沢学校給食センター所長                    菊地則子君    衣川支所生涯学習課長兼衣川学校給食センター所長    兼衣川セミナーハウス所長兼衣川歴史ふれあい館館長                    千葉 武君---------------------------------------事務局職員出席者    事務局長       千葉 章君    事務局次長      鈴木龍司君    議事調査係長     佐藤浩光君    主任         佐藤かずみ君    主事         今野美享君    書記         及川誉士夫君---------------------------------------議事                   午前10時 開議 ○議長(小沢昌記君) おはようございます。 出席議員は定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 なお、欠席通告者は、7番菅原明君であります。 本日の会議は、議事日程第10号をもって進めます。--------------------------------------- ○議長(小沢昌記君) 日程第1、昨日に引き続き、議案第20号、平成17年度奥州市一般会計歳入歳出決算認定についてを議題といたします。 これより、歳出の7款商工費及び8款土木費並びにこれらにかかわる歳入に係る質疑に入ります。21番亀梨恒男君。 ◆21番(亀梨恒男君) 21番亀梨です。 それでは、314ページの住宅リフォーム助成制度についてお伺いします。 1つ、補正では500万、本予算では500万という予算だったんですが、私、1本でいっていると思ったら、各区に分けられていたということがある程度わかったので、どのように分けられたのかということが1点です。 それと、あと利用状況といいますか、各区でどれだけ活用されているかということの活用状況と、これだけの費用、どれだけの仕事が起きたのかというところをお聞きしたいと思います。 まずそれが第1点です。 ○議長(小沢昌記君) 山内都市整備部長。 ◎都市整備部長(山内賢一君) お答えいたします。 住宅リフォーム事業の予算は、とりあえず各区ごとに配分はしてありますが、区によって足りない場合もあるでしょうし、余る場合もある。それは後でこう融通しますから大丈夫な、予算オーバーしない限り使えるということにもなっております。 それで、17年度は全体で50件の利用がございました。水沢41件、江刺5件、前沢4件ということになってございます。 それから、18年度、ついでに申し上げますが、全体で55件、今のところ申請がございまして、内訳は水沢27、江刺14、前沢9、胆沢4、衣川1と。予算、金額的には504万7,000円の申請額ということになっています。 このリフォーム事業によって、建築業者、大工さんというか、その方々がどのくらいの事業をこなしたとか、そういうことはちょっと把握してございません。このリフォーム事業についても金額30万円以上が該当、あと上限はないわけですから、どの程度この住宅改修といいますが、それがやられたかについてはちょっと把握してございません。 ○議長(小沢昌記君) 21番亀梨恒男君。 ◆21番(亀梨恒男君) どれぐらいの効果があったかというか、その辺については把握してないということですけれども、当時、水沢市で行ったときは約1億の効果ということで答弁がありました。大体20倍以上の効果です。ところが、今回把握していないという点がちょっと問題があるなと。やはりしっかりとした把握をして、どれだけのあったかという点で私はやっぱり費用対効果をはっきりしながら、それによってさらに予算なんかもふやしていく必要があるんではないかというふうに考えます。その点1点と、もう1点は、私のところに実際、リフォームが終わってから工事は使えるのかと。補助が使えるのかということで再三問い合わせがあります。もう仕事が終わって、リフォームが終わってしまったら使えないよという、当然、話をしますけれども、実際やはりこのPRの仕方、非常に問題があるのではないかなと。やはりもう少し市民にわかりやすいPRをしていかないとだめではないか。実際、全体で55件という先ほどのご答弁もありましたけれども、実際リフォームなさっている方々は相当の数になっているのではないかと思います。 そういう点で、1つは現在どういうリフォーム助成制度について市民に対してどういうPRをしているかと。水沢区の場合ですと、やはりその前からやっていますので、一定のものはわかっているはずですが、それでもまだまだ問い合わせが来ます。そういう点で、水沢区以外でも知らない人たちが非常に多いのではないのかと思うんですけれども、その辺、1つお伺いしたい。 ○議長(小沢昌記君) 山内都市整備部長。 ◎都市整備部長(山内賢一君) 最初の費用対効果の件でございますが、確かに概算でこのくらいの効果があるんじゃないかといったようなことを確かめる必要はあろうかと思います。その辺は、ちょっとこれから反省をしてみたいなと思います。 それから、PRの関係ですが、これはリフォームされる方々、この事業があるんだということを知らない方は結構あろうかと思います。制度が発足して2年目ということもございますし、ありますのですが、これからは広報とかあるいは場合によってはマスコミなんかにもお願いしてPRに努めていきたい。それとあわせて、建築業者といいますか、こういう業者の方々にもよくこの制度があるということをよくわかっていただいておって、注文がありましたらこういう制度があるんだよということで、業者の方々からも話をしてもらえるようであれば大変ありがたいなと、こんなことを思ってございますので、建築業界とか、そういう方面にもこれからPRしていきたいと、そう思います。 以上です。 ○議長(小沢昌記君) 21番亀梨恒男君。 ◆21番(亀梨恒男君) ぜひ、そういうふうにしていただきたいというふうに思っております。 ただ、今、新聞ざたになっているのは悪質リフォームということで、いろいろしょっちゅうマスコミをにぎわせているわけですけれども、そういう意味でそれと混同されやすいということもやっぱりありますので、本当にこれは市民の方にとっては非常にいいリフォーム制度というか、そういう点で考えますので、その辺、このマスコミとか、あるいは先ほど広報でも流すということなんですけれども、その辺をしっかりすみ分けをしながら、市民のためにはぜひとも使ってほしいというようなことでやはりやってもらいたいというふうに思いますので、最後にその点でお尋ねして終わります。 ○議長(小沢昌記君) 山内都市整備部長。 ◎都市整備部長(山内賢一君) よく心得ました。ありがとうございました。 ○議長(小沢昌記君) 14番千葉悟郎君。 ◆14番(千葉悟郎君) 320ページにかかわってちょっとお尋ねしたいんですけれども、この公園維持費、管理経費なんですけれども、水沢公園に関連するんですけれども、何か近い将来、災害というか宮城沖地震があるんじゃないかというふうに、ずっと言われてもう久しいところなんですけれども、そればかりではないんですけれども、そういう災害にかかわって公園の中に救助用というんでしょうか、あるいは救急のそういういろんな品々が保管されている、そういう建物があるわけでございます。もちろん、そういう点で公園等があって、そういうところが避難場所になると、こういうふうに私は考えておるんですが、そういうふうに広報とか、いろんなそういうものに出ていると思ってるんですけれども、しかしその公園はそういう避難場所だという、そういう看板も何もないんで、恐らく皆さんが、その地域の方々は知っているんだろうと思うと、全然わかってない。 そういう点もあるんですが、それと同時に、どうも公園の中にぎちっと入れない、そういうふうに締め切っているというような状況が見受けられるんですね。ぎちっともう入れない。だから、もし入るとすれば植栽というんでしょうか、あそこをかき分けて入るとかですね。だから、普通に入れるような通路が頑丈に閉められているというのは一体どういうことなのか。そういう、今言ったように、何か災害が起きたときにすっとやっぱり入れる、逃げられる、そういうような手だてを講じておかなければならないのに、頑丈に閉めているというのは一体どういうことなのか、その辺をちょっとお尋ねしたいと思うんですが。 ○議長(小沢昌記君) 水沢総合支所高橋都市計画課長。 ◎水沢総合支所都市計画課長(高橋秀之君) 通路の封鎖の件ですが、あれはいろいろ調べて見ますと経過があったようでして、自転車等でグラウンドからいきなり道路に飛び出る人がいっぱいいて危険なので、ああいう通路をとめるような方策をしたというようには体育館の方からは聞いておりました。 あと、避難場所の関係ですが、これは市全体のことで、避難場所の表示等は防災の関係になると思います。避難場所の表示等はですね。 あと公園の、今いろいろ防災関係で問題になっておりますけれども、防災公園の整備とか、そういうメニューもございます。その辺は、今後、水沢公園のみならず、市全体を見て防災公園として必要な箇所は整備する必要があるというふうには考えております。 以上です。 ○議長(小沢昌記君) 14番千葉悟郎君。 ◆14番(千葉悟郎君) そういう点では、把握していることは事実なんですね。 それで、ただ把握しているんだけれども、非情に長い期間なんですね、見てると。だから、自転車で確かに道路に飛び出るということで封鎖しているということもわからないわけではないんですけれども、何か手だてを講じないと何かあったときに、私、触ってみたんですよ。全然動かないですよね、入れないですよ、全然。確かに、そこは自転車で通る場所ではないことは事実なんですけれども、ですから確かにグラウンドに雨が降って緩いところ、そこを恐らく自転車で通ると、すっかり乾いたときに自転車跡がつくということで、それを何か嫌ったんじゃないかなと、私もわからないわけではないんですけれども、しかし手だてを講じておかないと、これ、いつ来るかわからないわけですから。ですから、近々、やっぱりこれ、きちんとやらないと、恐らくほかにもあるんじゃないかと思うので、そういう点ではやっぱり手だてすることをお願いしておかないとだめなんじゃないかなと思いますから、その辺、もう一度お願いしたいと思います。
    ○議長(小沢昌記君) 水沢総合支所高橋都市計画課長。 ◎水沢総合支所都市計画課長(高橋秀之君) おっしゃるとおりですので、ちょっと全体的なことを検討させて、現地調査の上、検討しますのでよろしくお願いします。 ○議長(小沢昌記君) 26番千田美津子さん。 ◆26番(千田美津子君) 何点かお伺いいたします。 土木費全体にかかわる問題で1つはお伺いいたしますが、この決算で平成17年度の事業を終えて新年度に入っているわけですが、この間、地区要望を聞く会を開催されて、かなりの地区要望が出されているようですね。例えば、水沢の部分を見ますと、土木関係で言えば生活道路の整備はもちろんですが、あと側溝整備、それから防犯灯の設置要望も非常に多いなと感じておりまして、これらにはそれぞれ回答が載っているわけですが、この回答は部内での検討とか調整がなされた上での回答だったのかというのが1つお伺いしたい点です。 それから、これから総合計画等が決められるわけですが、そういう総合計画策定の上でこれらの課題は今後どのように整理をされていくのか、その点、全体の問題としてお伺いをしたいと思います。 具体の問題として、295、296ページの04交通安全施設整備事業経費、防犯灯の設置工事であります。先ほど申し上げましたが、防犯灯の設置の状況、水沢では東北電力と関連会社からの寄附を受けたもので対応しているので、来年度以降の対応としたいということですべてが回答されておりますが、これは各区同様の取り扱い、対応をされているのか、お伺いをしたいというふうに思います。 私は、それを聞いた上でということにはなりますけれども、寄附は結構なんですけれども、それだけでは対応できない状況でないかなと。私はやはり別途予算化する、そういう手だてが必要ではないかなというふうに感じるわけですが、その点もお伺いをしたいというふうに思います。 それから、2つ目は300ページ、道路維持側溝改修工事に関連してお伺いをいたしますが、先ほどの要望等にありますように、生活道路の補修ですとか側溝改修等、水沢のみならず相当あるというふうに思うわけですが、工事費に換算すると、総延長も含めて各区からどの程度の要望が出ているのか、どの程度の改修が必要なのか、その実態を各区ごとにお伺いをしたいというふうに思います。 それから、3つ目は312ページに13節で木造住宅耐震診断派遣業務委託料がございます。これ、先日も地元紙にこの耐震診断の申し込みが非常に悪いような記事が載っておりました。それで、さらに来年度以降は事業が縮小され、受け付けできる件数が大幅に減る可能性があるというような記事もあったわけですが、この事業の見通しについて1つはお伺いをしたいというふうに思いますし、それからまたこの記事を見ますと、平成17年度の診断された115戸のうち76戸ですから、67%、7割近くが震度6以上で倒壊する危険があるというように判断をされたようであります。 それで、大事なのは、診断を実施されて、その後、改修する意向に結びついているのかどうか、その点が把握をされておられるのかどうか、その点をお伺いしたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(小沢昌記君) 山内都市整備部長。 ◎都市整備部長(山内賢一君) お答えをいたします。 地区要望を聞く会ということでやられたわけですが、これは総合政策といいますか、そちらの方で音頭を取って計画してもらったわけですが、いろんな要望を出されておりまして、その中で出されたもの、これは関係部に回ってまいります。都市整備の方に回ってきたものも結構ございまして、その回答についてはこの部内でいろいろ検討したり、あるいは回答文書なんかについてもしっかりと点検して、回答してまいったということでございます。 こうした要望、振興計画、総合計画にどう反映させるかということでありますが、都市整備の関係で申し上げますと、この間、つい3日ほど前ですか、補正予算を可決していただいたわけなんですが、その結果、総予算額562億円に対して、土木費というのは56億4,000万ほどになってございまして、これは総予算の10.04%くらいに当たります。役所の仕事というのは総合行政でございまして、土木行政だけではありませんので、10%程度の予算をいただいているということでまあまあかなと思ってございます。 首都圏の方では、財政力指数が1を超える市町村が20数市あろうかと思います。交付税不交付団体ということになわけですが、この奥州市につきましては、財政力指数は0.374ぐらいなものですから、とてもじゃないが、なかなか予算の確保が難しいと。昔、水沢市であれば0.5を超えておったんじゃないかと思うんですが、ですからこの奥州市ももう少しいろんな方面で発展をして財政力指数が高まれば、こうした予算も大分楽になってくるのかなと思ったりもしております。 この水沢あるいは胆沢、前沢、衣川、江刺もですが、本当にいい面がありますので、一緒に手を組んで頑張っていけばだんだんとよくなるんじゃないかなと。ちょっと余計な話になってきましたが、そういうわけでちょっと予算的には厳しいというのもございます。 この道路予算ですが、維持補修費の関係ですが、この間の凍上災の関係で申し上げ、22億円という被害額、最初は出しました。結果的に8億円の補修工事ということになったわけですが、その差14億円、この分がやっぱり整備が必要なものということになると思います。 それから、そのほかに災害に該当しない維持補修の必要な道路というのも結構ございますので、こういうのを全部拾いますと、もう30億、40億すぐいくと思います。とてもこれ一気に解決できるものでもありませんし、直してもさらに経年劣化ということでどんどん傷んでくる、そういういたちイタチごっこみたいな点もございますが、許された予算の範囲内で優先的にぜひやらなければならないといったようなところを少しずつ直しながらやっていきたいと。それ以外にないと、そのように思っております それから、防犯灯の関係ですが、これは東北電力からいただいた、ことしも20何個でしたか、これを各区の希望を募りまして、それを配分したということで、その取り扱いはずっと同じであります。電力さんが今までは各市町村ごとにそれぞれ寄附をなさってきたということ。これが合併によってまとめて奥州市に寄附という形になったものと思っております。現時点では、防犯灯の設置要望が多いのは存じておりますが、もう少し、さっき申し上げましたように市の財政はだんだんとよくなっていくと思いますので、それに期待しながらもう少し我慢をしていただきたいなと、そんなことを思ったりしています。 それから、耐震診断の関係ですが、去年、確かに115件、ことしはまだ50数件の希望しかないということであります。昭和56年以前、25年前に建てた建物が対象だということでまいったんですが、震度6以上で倒壊の恐れがあると診断、判断された建物も76戸あるわけですが、これはちょっとそういう建物に対する補助制度を検討してはどうかといったような動きはございます。 市としましては、岩手県の方でこの制度を確立されたならば、ちょっと後手みたいな話になりますが、県がそういう制度をつくったならば、当市としても一緒にやっていくことになろうと、こんなことを思ったりしてございますが、まだ県の姿といいますか、それはまだはっきりしておりませんから何とも申し上げられません。 さっき言いました67%の方々が早速補強工事なり改修工事をやられたかということにつきましては、今のところ把握をしてございません。調査をしてございません。 それから、私からは大ざっばに申し上げますが、生活道路関連で各地区にどのくらいの要望が上がっているかということでありますが、概数で申し上げますが、水沢区は92路線、江刺が124、前沢が32、胆沢109、衣川8、合計365路線について改良してほしい、あるいは側溝を直してほしい、ガードレールをつけてほしい、いろいろな要望が上がっております。さっき予算の関係で申し上げましたが、この365路線、私も実際本当にびっくりしてございまして、さっき申し上げましたように、一気にやってあげられればいいのですが、なかなかそこまではいかないということでご理解をいただきたいなと思います。 以上です。 ○議長(小沢昌記君) 26番千田美津子さん。 ◆26番(千田美津子君) 今の各区の要望ですが、金額換算するとどのくらいというのはわからないでしょうか。もしわかれば、金額に換算するとどの程度になるのかという部分では出されていないのか、それをお伺いしたいと思います。 それでは、部長から財政状況、いろいろ課題はあるけれども、財政状況がということで我慢してほしいというお話でしたが、今、本当に限られた財政の中ですから、当然、これもあれもみんな重要なわけですが、ただ私は、これは全体の税金の使い方にかかわるわけですが、本当に例えば土木費の中でも、生活に本当に密着した道路を維持する、補修する、あるいは側溝を整備する、防犯灯をつけるとか、そういう本当に住民の安全にかかわる部分についてはやはり優先して土木費の中でもやっていかなければならないのではないかと。ある程度我慢できるもの、緊急性のないものはちょっと先に延ばしても、私は厳しければ厳しいほどそういう対応が必要ではないかなというふうに感じるわけなので、これはもう市長にお伺いをしたいというふうに思います。 それから耐震診断でありますが、部長言われたように、県が耐震改修に対する補助をつくってもらえばというのは、そのとおりだというふうに思います。ただ、私は逆に言いたいのは、市の方から県に対して、ぜひそういう制度をつくってほしいという要望をやっぱり出さないと、これは県も非常に財政的には厳しい状況の中で。 ただ、先ほど来、お話があったように、宮城県沖地震は相当の確率で予想されている状況から、耐震診断して7割近くが倒壊のおそれがあると判断をされるような状況下で、ただ各家庭ではいろんな条件もあって踏み出せないという状況もありますので、ただやはりそういう補助制度があればきっかけになりますし、また今、業者の皆さんが仕事がない中でやはり仕事をつくる、両面の効果があるわけですから、ぜひ県に働きかけると同時に、市でももう少し前向きの取り組みを私はすべきではないかと。県内でも市単独で補助制度を実施しているところがありますよね。ぜひ、そういうところも見ながら、私は県がやらなければそういうのを、いっぱいつけろということでありません。やっぱり市民に、住宅リフォーム助成制度もありますので、その活用もあわせて、やはりやってみませんかと声をかける、そういう行政が指導性を発揮していただきたいなというのが1つ。 それから、あと診断された後の改修の意向については把握されていないようですが、私はこれについても例えば住宅リフォーム助成事業を利用してみませんかとか、そういうフォローが私はあってしかるべきだなというふうに思いますので、その点、あわせてお伺いいたします。 それから、来年度以降の耐震診断派遣業務委託料の見通しは、県の方ではどのような状況にあるのか。ちょっと報道では縮小されるような可能性も非常にあるというような報道になっているんですが、その点、もう一度お伺いをしたいというふうに思います。 ○議長(小沢昌記君) 相原市長。 ◎市長(相原正明君) 土木費の中の防犯灯でありますとか側溝、歩道にかかわっての必要性の認識ということでございますが、こういったものは本当に大事なものであり、切実な住民要望のものであるということはわかります。したがって、そういう要望をよく聞いて認識を深めて、またトータルとしては予算の全体の状況の中で順次整備を図っていく、こういうふうになると思いますので、個々のことについては、最終的には査定の中で決定していくしかありませんが、認識とすれば本当に大事で、後回しでいいというようなことには決してならないというふうには思います。 以上です。 ○議長(小沢昌記君) 山内都市整備部長。 ◎都市整備部長(山内賢一君) 耐震診断の関係で申し上げますが、確かにその後の追跡調査といったら何ですけど、そういうことをちょっと行いかねておりまして。ただ、今後、部内の課長会議、毎月やっておりますので、そうしたところで提起しながら、少しずつでも前に進むようにやっていきたいなと思います。 それから、耐震診断事業、来年度はどうなるかということでありますが、まだ県の方からは何の情報も入っておりません。確かに、県の財政状況も厳しいというといったことありますので、これはどういう判断をされるかなんですが、確かに大きな何か災害があればわっとあれするんですが、年数がたつにつれて風化するといいますか、意識も薄れるといいますか、そういうことは確かにあろうかと思います。 ただ、やはり人の命にかかわる問題でもありますので、こうした制度はやっぱり継続するようにしておいた方が、いく方が私は正解だろうと、そう思っております。何かの機会といいますか、こうした関係の関係者会議なんかもあろうと思いますので、そういう場所を通じて県の方にも訴えていきたいなと、そんなふうに思っております。 道路の要望にかかわる総費用ですか。これは、計算はいたしておりません。さっきざっと30億とか40億とか言いましたが、とんでもない金額になるのかなと、そういう想像です。大変、すみません。 ○議長(小沢昌記君) 26番千田美津子さん。 ◆26番(千田美津子君) 今の件はきちっと積算されていないということですが、やっぱり積み上げて。でないと、要求する際も説得力もありませんし、やはりその点は各区ごとにどの程度本当にあるのか、路線はわかりましたが、そういうのはきちんとやられた方がいいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 それから、さっきも言いましたけれども、耐震診断の後の改修の補助についてはさっきも言いましたが、ぜひ県にももっと強く要望していくと。それと同時に、市としても安全性の確保という点でもう少し前向きな取り組みをしていただきたいということを申し上げて終わりにすればいいんですが、もう一度、見解を伺って終わります。 ○議長(小沢昌記君) 山内都市整備部長。 ◎都市整備部長(山内賢一君) やっぱり、こういう場所でしっかり言われますとこっちも身が引き締まりますということで。 ○議長(小沢昌記君) 17番今野裕文君。 ◆17番(今野裕文君) 17番今野です。 どうしても言っておかなければならないことがありますので、質問させていただきます。 まず300ページ、8款2項2目13節除雪にかかわってであります。奥州市全体にはならないんでしょうが、合併効果の最大の焦点は除雪がどうなるかではないかと私は思っております。各地の合併後の除雪体制については、非常に大きな問題として取り上げられております。 それで、お尋ねしたいのは、17年度契約体系と、それから今年度契約体系で各区どのように変わるのかというのが第1点であります。 それに伴い、行政側のメリット・デメリット、それから委託される方あるいは直営もあると思いますが、どういう問題が発生すると想定されるかであります。 それから、3点目については、どんなことがあっても出勤できないというようなことは起きないというふうに理解していいのかどうか、この点、3点についてお尋ねをいたします。 次に、278ページの7款1項2目19節中小企業融資金利支給金並びにこれにかかわることでお尋ねをいたします。 この間の融資実績がどういう傾向にあるか、まず明らかにしていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(小沢昌記君) 山内都市整備部長。 ◎都市整備部長(山内賢一君) 除雪の関係ですが、除雪区域、大きくは従来どおり変わっていないということであります。水沢区の場合ですと27の業者、江刺ですと18、前沢4、胆沢8、衣川1という、合計58社に委託をしてございます。そのほかに歩道もございます。歩道は、水沢6、江刺6、前沢2、胆沢4、衣川1と、19業者ということになります。 今までですと区境、市町村境があるんですが、大概はそこで除雪もストップしておったということはあったろうと思います。それを今回はここで終わりだとか、そうじゃなくてやっぱり業者に指導はしておるんですが、こういう道路がこうあって、この道路の交わり、境まではちゃんとおしてくれやと、除雪してくれといったような申し合わせ、お願いをしてございますから、そういう意味では除雪、1本の道路でもこっちはうまくはけていて、こっちはちょっとお粗末だったといったようなことはなくなるかなと、そう思います。 あとは、契約ですか。契約は、この間の補正のときに申し上げましたんですが、まずこちらで時間単価を、機械ですと時間単価を定めまして、その単価はこの間言いましたように、水沢、江刺は下がっておると。他の区は上がった形の単価になってございます。ですが、そのことは業者の方々にも理解をしていただきまして、そしてそのとおりその単価を下回る金額で契約がなっているということになります。あとは、不足する分は室長の方から答弁させていただきます。 除雪は本当は、本当はといいますか、4時ごろ出動するのがいいんじゃないかと。その辺、こう統一してはという話もあったんですが、衣川とか何かはもうオペレーターをこうお願いしてある関係で、その方なんかはもう2時でも3時でもいいといったようなことで早め早めに出動する場合もあるといいますか、そういう形でやってきたということなものですから、それではその出動時間はその区にお任せしようということになっております。 ですが、これは朝の出勤、通学前にこの除雪は終わらなければならないということになっておりますので、それは守って業者の方々は働いてくれると、そう信じております。 以上です。 ○議長(小沢昌記君) 菅原都市整備企画室長。 ◎都市整備企画室長兼都市計画課長兼建設課長兼下水道課長(菅原千秋君) お答えいたします。 契約体系が変わったことによって、発注側、それから受注者側のメリット・デメリットというふうなお話をいただいたんですけれども、先ほど部長がお話しましたように、契約体系についてはそれぞれ合併前の市町村がとっていた形態での契約、それから業者さんをお願いするというような形で進んでございます。変わっているのは、契約単価を統一して発注したというふうな形の部分なものですから、合併したことによって大きな変化というのは基本的にはないだろうというふうには思ってございます。 ○議長(小沢昌記君) 及川産業経済部長。 ◎産業経済部長(及川俊和君) 中小企業融資の関係につきましてお答えを申し上げます。 まず、昨年度の貸付の状況でございますが、累計としまして193件の貸付をいたしてございまして、その融資総額が17億1,676万円ほどでございます。 なお、総体の累計としましては、本年3月末で655件、35億9,997万2,000円ほどの保証債務残高になってございます。 本年度に入りまして、この融資の状況が非常に需要が多くなってございまして、先般、11月の臨時議会におきまして市内の4行に5億円の預託をいたしまして、従来、10倍枠で50億の中で融資を行っているわけでございますが、これを12倍枠にお願いしまして60億の中で本年度は貸付を進めているという状況でございます。 とりわけ運転資金は総体的には50%以上は占めておりますが、近年は景気の上向き基調ということで、それを察しまして企業では設備資金あるいは企業型の資金の需要が多いと、そういう状況でございます。 なお、4月から10月までの件数は247件ということでございます。 以上でございます。 ○議長(小沢昌記君) 17番今野裕文君。 ◆17番(今野裕文君) 17番今野です。 まず、除雪なんですが、なぜそのような聞き方をしたかといいますと、雪が降る降らないにかかわらず、機械を維持しなければならないというのが除雪の最大の弱点と。私の経験ですと、一冬3回程度しか出動しないときもあるんだと思います。その地域によっていろいろだと思いますけれども。 そういうときに、その除雪機械を維持できるかどうかというのが問題になる。これは、その地域によって違うんですね。そこがきちんと勘案されているかというのが私は問題だと。もし業者がその機械を維持できないときは、行政で買わなければならない。その経済効果を見るときはその分も見ていただかないと、先ほどの答弁ですと不安が残るということでお尋ねをしているのであります。水沢、江刺については単価が下がった。ほかは上がりましたよと。そういう問題では、私はないと思います。 それで、要するに体系をどう評価するかという問題になります。そこら辺について、どういう検討がされたのか。それを無理やり各区一律にしなければならないのかどうか、よく私にはわかりませんけれども、そこら辺の勘案がきちんとされて、グレーダーなり除雪車がきちんと維持もできて、なおかつ除雪もできるという判断をされたのかどうかをお尋ねしたいわけです。 除雪に使う機械は、通常の土木作業では使えません。そういう点では慎重な判断をしていかないと、結局、市で機械を持たなければならないということになりかねないわけですので、そこら辺の検討が十分されて、十分維持ができるという判断をされたのか、どういう検討をされたのかお尋ねします。待機時間についての取り扱いがどうなったのか、その点について再度お尋ねをしたいと思います。 中小企業融資なんですが、平成4年以降バブルがはじけまして、中小企業融資の需要がぐんと高まったと。そのときに、融資ができないという事例が相次ぎました。それは、銀行の、私たちはプロパー資金と言っておりますけれども、銀行の責任で単独で貸し付けた資金が商工会議所で今まる経とか、要するに保証協会付の融資に知らないうちに切りかえられていた。銀行の債権が行政が責任を負うところに知らず知らず移転されていったということが起きました。結局、本当に苦しいときはもう保証協会を全部使っていますので借りられませんという現象が次々と起きました。 私は、確かに今、景気は全体的に上向きでいっているんで、それは設備投資が本当であれば非常にうれしいことだと思いますけれども、現実は銀行の責任で貸し付けた資金が保証協会に切りかわっていくと、切りかえられているという恐れはないのかどうか、そこがきちんと見られているかというのが大事だと思うんです。そこら辺の検討がどうなっているのか。問題がなければ大いに結構なことですが、そこら辺はきちんと分析されているかどうかお尋ねをいたします。 ○議長(小沢昌記君) 山内都市整備部長。 ◎都市整備部長(山内賢一君) 除雪の機械の借上料といいますか、単価計算の関係でありますが、これは県が示している土木工事標準積算基準書というのをもとにして何回も検討した結果でもって定めた単価ということになります。それで、その場合は機械の耐用年数あるいは油がどのぐらいかかるとか、いろんな細かい要素がありまして、その積み上げの結果、単価がはじき出されるということでありますが、この待機時間の関係は、これは従来もそうだったんですが、見ていないわけであります。 確かに、機械の維持という面から考えればその辺も勘案してやるべきなのかもしれませんが、とりあえず--とりあえずといいますか、今回の単価の設定につきましては、県が示した基準書に基づいてやりましたということであります。従来もそうでありましたからですが、業者の方々には、下がった地区につきましては不満もあったでしょうが、聞き入れていただいたということになってございます。 以上です。 ○議長(小沢昌記君) 及川産業経済部長。 ◎産業経済部長(及川俊和君) お答えをいたします。 中小企業融資の件でございますが、この貸付を市の融資側、融資といいますか、それの方に切りかわっている分が非常に多いんじゃないかというお話かと思ってございますが、この審査に当たりましては、当然、貸付段階におきましても審査をやるわけでございますが、信用保証協会におきましても、これは随時、審査をやってございますし、また中小企業融資の市の審査会の県の信用保証協会がメンバーでもございまして、いろいろお話を伺う機会もあるわけでございますが、その辺は十分にチェックをしているということで、私どもはその点におきましては多少多いなという感じはいたしているものの、それを信用といいますか、理解しながら現在いるところでございます。 なお、申請の件数につきましては、現在のところ100%実行という形で取り進めているところでございます。 ○議長(小沢昌記君) 17番今野裕文君。 ◆17番(今野裕文君) 17番今野です。 中小企業融資については、そういうことであればわかりました。 ただ、審議会も含めてそういうことがチェックできるような体制をきちんとつくると、できているのかもしれませんけれども、さらに慎重にやっていただきたいと思います。いずれ過去最高の長い上向きの景気だそうですが、経済は必ず下も向きますので、そのときに使えないというのでありますと、市が利子補てんする意味合いがなくなってきますので、そもそもの制度の趣旨からはずれないように、きちんと精査をしていただきたいと思います。答弁はいいです。 除雪なんですが、上がった下がったで、よくわからないんですね、今の答弁ですと。問題は、業者がいなくなれば除雪はできないんですよ。そこをきちんと勘案したのかと私はお尋ねしたのです。県の積算だか何だかわかりませんけれども、それで一律にやられては困ると。そこがちゃんと分析されたのかということをお尋ねしているのです。いざというときに出動できないという体制にならないようにきちんと配慮をしていただきたいということでございますので、その点、答弁、どのように考えているのかをお尋ねいたします。 ○議長(小沢昌記君) 山内都市整備部長。 ◎都市整備部長(山内賢一君) 私どもがそうした単価の設定とか何かする場合、何か教科書がないとだめなんです。だめなんですという言い方はちょっと今さらかもしれませんが、何か頼るものがないとちょっとということで、県が示している基準書を参考にしていろいろやりましたということなんですが、これは機種別に大きな機械もあれば小さい機械もある、機種別にそういう算定をいたしておりますので、不足するとすれば待機時間を見るか見ないかとか、あるいはそうしたことであろうと思いますが、それを今回は勘案をしておらないということであります。 確かに、業者がそういう機械を持たなくなれば、それは市が機械を取得して、市の責任で除雪をしなければならないということでありますから、そういう意味では業者の方々には本当にお世話になっている、助かっていると、そういうことであります。そういう機械の維持管理といいますか、そういうことにつきましては業者の声なんかも聞いたりしながら、来年の参考にしていきたいと、そう思います。 以上です。 ○議長(小沢昌記君) 30番新田久治君。 ◆30番(新田久治君) 新田です。 先ほど17番議員から質問があって再質問のような形になってしまいますが、中小企業の融資あっせんにかかわることであります。このことにつきましては、合併協議会の中にありましても融資あっせんの審査会のあり方についていろいろ論議されて、審査会を持つということでありました。 そこで、旧江刺市にありましてもこの審査会のあり方等をいろいろ検討して、これまであった審査会は省略するという形で合併直前までそういう形でやられてきたわけですが、合併の事務事業等の協議によってあっせん委員会を持つということになってきているわけであります。 そこで、このあっせん委員会があることによっての例えば障害、こういうものがあるかないかということをお尋ね申し上げますし、それから申請されてそれが不合格となった、融資できないとなった案件、事件があるかということをお聞きしたいと思いますし、それから非常に中小企業者をお助けしてわけでありますけれども、中にはこれをうまく活用して、毎年同じ金額を毎年お願いしてこの事業の回転資金に使っていると、こういう方もかつては1件か何件かあったように記憶いたしておりますが、そういう事例はないかということをお尋ねしたい。 やはり、市民のとうとい税金を使っているわけで、中小企業の皆さんを支援するということはよろしいわけでございますけれども、毎年使うというのはどうも私は制度上よろしくないのではないかなと、こう思ったりしているところでありまして、合併後の審査会のあり方、そして審査での状況等についてお聞かせをいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(小沢昌記君) 及川産業経済部長。 ◎産業経済部長(及川俊和君) お答えをいたします。 中小企業融資の審査に係るご質問等でございますが、このあっせんは審査につきましては、新市になりましてからは基本的には随時開催ということでございまして、都度、案件が不調になったとか、いろんなことがございましたらば審査をするという形で、現在、取り進めてございます。 したがいまして、毎回の開催という形ではとっておらないところで、特に個別審査はないという形でございます。 それから、不調に終わった案件につきましては、現在のところございません。 それから、企業さん方の活用におきまして何回も回転資金に使うとか、そういうケースでございますが、現在のところ把握はしていないところでございますが、これにつきましては融資枠が定まってございますので、その中で銀行におきまして精査しながら、確認しながら融資しているものということで考えてございます。 なお、そういうようなことがあれば、私たち市としましても十分な対応策をとる必要があろうかと、そのように考えておるところでございまして、現在のところはそのようなところは把握していないという状況でございます。 ○議長(小沢昌記君) 30番新田久治君。 ◆30番(新田久治君) ちょっと私、理解しかねたのは審査会の状況、これについてもう一度だけ、いわゆる全体の上がってきている申請をすべて審査しないということですね。審査会には諮っていないということですか。そこを確認したいです。 ○議長(小沢昌記君) 齊藤産業経済企画室長。 ◎産業経済企画室長兼ブランド推進室長兼商工観光課長兼農林課長兼ロケ対策室長(齊藤隆治君) お答えいたします。 中小企業融資斡旋審査会の性格でございますが、これは合併協議の際に決定されたものでございますが、その運用につきましては、当時、審査会を設けている市町村の数がかなり減ってきておりまして、その背景にはスピード的な審査、効率性、それからプライバシーの保護というふうなさまざまな観点の中で、随時受け付け、随時実行できるということが求められておる背景がございまして、そういう性格のもとに奥州市の審査会も位置づけられております。 ただ、その個別審査をしない形、原則的には商工会議所で受け付け、経由いたします金融機関、商工会議所を経由して、その中で中小企業の実態、経営内容を吟味にした中で実質的な審査が行われ、最終的には信用協会でも審査されるという実態的な審査がございますので、その中でなお難しい案件のあった場合には審査会を開催いたして審査を行うという形になります。 それから、もう一つの審査会の役割としては、今回も開いたわけですが、制度の改正、それから融資枠の拡大・変更等々、制度の内容にかかわるものは審査会の審査をいただいておるというふうな性格で、あり方になってございます。 ○議長(小沢昌記君) 30番新田久治君。 ◆30番(新田久治君) わかりました。 そこで、合併協議会の事務事業の協議の中にあっては、事務局としては審査会を省略したいということであったのですが、委員等からやっぱり審査会は設けてほしいというお話があって、そこで方向性として以上のような形で決まったわけですね。 しかし、それぞれの状況、今日置かれている状況からしてやはり全体を審査するというのはいろいろ問題があるというようなことを判断されて、そして今日の審査の状況にあるということ、私はそれでよろしいと思うんですが、あれだけ論議をされて、私はあそこで論議されて決定になった事項を素直に思っておりますから、17年度は190何件、18年度は何件というような報告ありましたが、すべて審査をされているのかなと、こう思ってそういうあっせん審査をすることによっての問題点等とあったものですから、できればそういう形にした方がいいのではないかなということを心にあって発言したわけでございました。 ただ、そういう経過があるとすれば、議員にお知らせするぐらいのことではないかもしれませんが、合併協議会であれほど論議して決定した事項でありますので、この流れについてはもしかして何かの場面でご報告あってもいいのではなかったかな、こんなふうに私、思っているところですが、それらに対してのご見解をお聞かせください。 ○議長(小沢昌記君) 及川産業経済部長。 ◎産業経済部長(及川俊和君) 合併協議の中で審査のあり方等につきましてるるご検討されまして、今日のような流れになったということではございますが、この流れにつきましては、あるいは担当部課であるから承知しているということのみに陥ってといいますか、そういう感もあるわけでございますので、ご質問の趣旨を体しながら必要に応じましてといいますか、実態を含めたご報告の場を設けることもいいのかなと、そのように考えているところでございます。 ○議長(小沢昌記君) 11時20分まで休憩をいたします。                   午前11時8分 休憩---------------------------------------                   午前11時21分 再開 ○議長(小沢昌記君) 再開いたします。 40番及川善男君。 ◆40番(及川善男君) それでは、何点お伺いをいたします。 まず最初に、17番、30番議員との関連で、中小企業融資あっせんについての制度的な問題をお伺いしたいと思うんですが、先ほどの部長のご答弁では、この間、合併後否決された事案はなかったというお話でありました。私は、当然だというふうに思います。 それは、合併協議の中で審査会のあり方がいろいろ協議されまして、実質的には申し込みは市と商工会議所が窓口になって受け付けますが、その段階、特に商工会議所、金融機関の段階で私から見れば事前審査が行われ、そこで問題がなければいいのだということになったというふうに思います。そこで問題があったもののみ審査会が開かれるというふうに制度が変わりましたので、当然、問題あるものは上がってきませんから審査会は開かれないんだろうと思いますが、この間、個別の事案で審査会が開かれたことがあるのかどうか、まず第1点、お伺いいたします。 それから、行政サイドから見ますと、多分40日間、1回か2回の審査会で1,000万超える利子補給、40日間、1カ月間くらいの間で1,000万を超える利子補給ですから、通年にいたしますと相当多額の利子補給をするわけですね。そういった点で、先ほど来お話ありますように、この制度が本当に当初の目的のように生かされなければならないと。多額の市税を投入するわけですから、私はそう思います。そうした点で、先ほど言いましたいわゆるプロパー資金の肩がわりとか、制度的にいろいろチェックすることができる、そういう仕組みに行政はどのようになっているのかをお伺いします。 私は、現状ではほとんど商工会議所あるいは金融機関等への、言葉悪く言えば、制度的には丸投げになっているんじゃないかと、チェックできる仕組みになっていないのではないかというふうに思いますが、行政としてそうした制度の活用についてどのようにチェックできるような仕組みになっているのか。また、それがこの間、どのようにやられてきたのかお伺いをしたいと思います。その点1点です。 それから、ページは296ページ等に交通安全施設等についてありますが、これの数字的なことをお伺いするわけではありません。先ほど質疑の中にもありましたが、地区要望等で交通安全施設等に対する要望が結構多いんです。信号機とか、いろいろそういう点あるんですが、特に信号機の設置等については県のなかなか予算がないということで、これは実現しにくいという状況にあります。私は、この交通安全施設についてはまさに人命にかかわる大変重要な問題であるので、県に対して強力な新設等の要望をすべきではないかというふうに思います。 最近の傾向を見ますと、県は新設について非常に渋っておりまして、設置する場合、片方から外して片方に持ってくるとか、そういうことをやっているわけです。必要があって設置したものを外して持っていって別のところにつけるというのは、全くこれはナンセンスでありまして、そういう点で市長、県等に要望、年に1回でいろいろさまざまな要望をされておりますが、私はこうした県要望等に対する場合も大きな事業だけではなくて、こうした本当に市民の生活に日常的に安全にかかわるこうした交通安全施策の予算をふやしてくれというような要望もすべきではないかと考えますが、その点についての市長の見解をお伺いいたします。 それから3つ目は、310ページの河川管理についてお伺いをいたします。 まず、河川管理で一級河川で国が管理する河川は別といたしまして、一級、二級河川で県が所管する河川で実質的に市町村に管理が委託されている河川があると思うんですが、それがこの奥州市の場合、どのくらいあるのかお伺いいたします。もし数字がすぐわからなければ後で結構です。 言いたいのは、その河川管理の場合に特に堤防等の除草の問題です。これはかなり一級河川の堤防等の除草の場合、県は財政的には委託はしますが、財政的な投資はなかなかしないということで、地元の協力を得ながらやっているところが多いのではないかと思います。 ただ、最近、いわゆる野焼き禁止になりまして以降、平成16年度以降、野焼き禁止になったわけですが、この除草の問題も大変困っておるわけです。そこで、国土交通省で実施している堤防の機械による除草、これはぜひ奥州市としても対応すべきではないかと考えますが、この点どのように、実態と今後の対策についてお伺いをいたします。 最後に、契約事務は多分財政担当の方でやられるんだと思いますが、工事発注にかかわってお伺いをいたします。 この間、土木関係の工事あるいは建設関係の工事等の発注は、合併協議において各区ごとに発注をするということが決められたというふうに言われていますが、中にはこうした取り組みは公取法に違反するのではないかというふうに指摘する方もありますが、そうした懸念はないのかどうか。検討された経過があるかどうかお伺いをいたします。 以上でございます。 ○議長(小沢昌記君) 相原市長。 ◎市長(相原正明君) 信号機等の要望の件ですけれども、この辺は具体的な地点の要望なども踏まえながら、毎年度再整備もいたしますので、重点的な項目ですね。あとは必要に応じてということもあると思いますが、そういった中で取り組んでいきたいというふうに思います。 ○議長(小沢昌記君) 及川産業経済部長。 ◎産業経済部長(及川俊和君) 中小企業融資あっせんの件に関しましてのお答えを申し上げます。 まず、不受理件数といいますか、実際なかったわけでございますが、そういう案件はなかったということをまず申し上げます。 それから、実際問題としてなかなかこの貸付にあずかれないという業者に対するPRといいますか、指導ということでございますが、この辺につきましては制度の説明、PR活動はもちろんでございますが、都度、相談に応じる体制を市の中でも常に構築しているところでございますので、そういう面もさらにPRをしてまいりたいと思っているところでございます。 それから、プロパー資金の肩がわりみたいな形での市の制度が使われているのではないか、活用されているのではないかというご質問でございますが、この件につきましては先にお答え申し上げましたように、信用保証協会との連携といいますか、十分な聞き取り等も行ってございますし、また市としましても銀行に回りまして情報交換を含めての個別指導をしまして、そのようなことのないような取り扱いをお願いしているところでございます。 さらに、利用者の要望にこたえるためにも銀行あるいは保証協会、審査会があるわけでございますが、審査会は審査会としましても銀行側との情報交換といいますか、そういう場面も今後設けながら、適正な運営に向けての対応をしてまいりたいと、そのように考えております。 個別事案にかかわる審査会の開催はございません。 以上であります。 ○議長(小沢昌記君) 山内都市整備部長。 ◎都市整備部長(山内賢一君) お答えをしたいと思います。 一級、二級河川の管理、言ってみれば草刈りの関係だと思いますが、これは今、委託を受けているのは9河川になっているようです。 私が知っている場所で言えば、以前は800万ほどの委託があったんですが、今はそれが半分以下になってきているといったようなことで、管理を受けている方々は少しがっかりしているといいますか、そういう状況にはあると思います。ですが、やっぱりこれは地域の環境を守るという意味もございますし、この草刈り業務につきましてはやっぱり地元で何とか対応していかなければならないのかなと、そうは感じてございます。 それで、野焼きの件も確かにあるんですが、市としては河川の草刈りばかりじゃなくて、いろいろなところの草刈り、これはやっぱり大変な作業になっています。委託料も随分膨らんできていますから。 それで、今、ちょっと部内で検討しているのは草刈り機械の導入、ちょっと高いですけれども、1,500万くらいするかもしれません。その導入について、今、検討しておりまして、ちょっと財政的なこともありますけれども、それが導入できればいいなと、そんなことを考えてございます。 以上です。 ○議長(小沢昌記君) 40番及川善男君。 ◆40番(及川善男君) 工事発注についての公取委に関しての見解がもし発注する側の方でできないというのであれば、また機会を見て質問したいと思います。 契約側についての契約行為の問題ではなくて、法解釈の問題でどうなのかというのを伺っておりますので、事務的な問題ではないと思うので、もし市長の方で見解があればそういう程度にとどめたいというふうに思います。 それで、最初の問題から再質問したいと思うんですが、今、部長からお話ありましたように、中小企業融資については、私は審査会は開かれないんだろうと思っていました、個別事案については。先ほど言いましたように、事前にふるいにかけられると言えば言葉は悪いんですが、そういう実態になるというように思っております。 それで、問題は2%の利子補給するわけですから、結果的に相当多額な税金をつぎ込むわけです。この制度が本当に生かされるように行政がチェックできる仕組みをどうつくるかだと私は思うんです。実質的には、商工会議所なり金融機関に行って報告を受けて終わりと。こうしてくださいねと、そうしますで終わりになって、実態はなかなかつかめない状況に私は制度的になってきたなというふうに思います。 といいますのは、旧水沢市の場合はこの中小企業融資審査については、全件市役所の窓口で受け付けたものすべてが審査会にかかるという仕組みでした。ですから、その制度についての利用実態と申請者の内容、状況について、例えば金融機関あるいは保証協会が難色を示すものであっても、すべて事前にふるいにかけられることなく審査会の俎上に上って、それで検討されるということでしたので、その制度についていろいろ把握をできたと思いますが、今回は私はそうはならないんだろうというふうに合併協議の結果を聞きながら思っておりました。 そこで、後で結構ですから資料を1つお願いしたいのは、この間の各金融機関ごとの取り扱い件数と取り扱い高についてお知らせ願いたいと思います。これを見ますと大体の傾向は私は見えると思いますのでぜひお願いしたいと思いますが、その点よろしいでしょうか。 それから、先ほど部長からもいろいろ指導はしていくと協議をしていくということですので、相談件数、実際に利用したいということで訪れた件数は何件かとか、そういう実態を常時把握できるような体制をとってほしいなと思いますが、その点についてお伺いをいたします。 河川管理についてですが、地元でやるのはもちろんそれぞれの地区で皆さん、市民として当然やっているんだと思います。ただ、いろいろ高齢化が進んだりする中で、相当膨大な面積の除草等があるところもあります。金額ではなくて、実質、もう体力的にも地域で手に負えないという地域も出てきているというふうに私は思っておりますので、ぜひこの機械の購入については前向きに検討してほしいというふうに思います。もし必要であればそれぞれの地域の意向等も掌握しながら、財政難ではありますが、長期的に見れば県の委託費等を活用すれば必ず対応できる金額だと思いますので、一時的には大変かもしれませんが、ぜひこうした地域の前向きな姿勢で何とか維持管理したいという、この姿勢にこたえる行政側の対応が必要かと思いますので、再度お伺いをいたします。 以上。 ○議長(小沢昌記君) 相原市長。 ◎市長(相原正明君) 指名競争入札のやり方については、法令の範囲内で適切に行われてきたと思っておりますし、それを前提とした首長間の要望を受けての取り組みが、先ほどご質問の区ごと発注ということでございますから、私はそういう前提で進めているわけでございますけれども、そういったあらゆる法令に関してきちっとチェックしながらやるべきだというのは、それはそのとおりだと思いますので、その適正な処理に向けては今までもそうですし、これからも取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(小沢昌記君) 及川産業経済部長。 ◎産業経済部長(及川俊和君) 中小企業融資の関係でございますが、前段の取り扱い件数あるいはその額でございますね。その辺につきましては、銀行別に後ほどお届け申し上げたいと思います。 それから、相談件数、相談に応じる体制ということだと思いますが、これにつきましては各総合支所にそれぞれ担当を設けてございますので、さらにPR活動を含め相談に応じられる体制の強化といいますか、指導をしてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(小沢昌記君) 山内都市整備部長。 ◎都市整備部長(山内賢一君) さっきも申し上げましたように、草刈りは本当に大変になってきています。私もうちでやるときに随分大変なところもやったりしてるものですからよくわかります。機械の導入等につきましては、本当に前向きに取り組んでいきたいと、そう思ってございます。 それから、ちょっと答弁漏れがあるようなんですが、交通安全施設の県要望のことですが、これは私の方の所管ではないのですが、来春の統一要望なんかの際はこの件についての要望も検討してもいいのではないかと、個人的にそう思いました。 以上です。 ○議長(小沢昌記君) 40番及川善男君。 ◆40番(及川善男君) 交通施設、市民生活課ですか、あっちの方の所管もあるというのはよくわかっていますが、決算審査が款ごとにあるものですからお聞きしたということでございます。 ぜひ機械購入については、今の部長の方針で頑張っていただきたいと思います。 市長に最後に確認してほしいという意味で話をしたのは、今までも法令に反する行為をやっていないというのはそのとおりだと思いますが、各区ごとの発注に限るというようなことについては公取法上、問題があるのではないかと指摘する方もありますので、そうした点で検討されたことがなければ検討してほしいというふうに思いますので、その点、確認して終わります。 ○議長(小沢昌記君) 相原市長。 ◎市長(相原正明君) あらゆる事務について、先ほど申し上げたように適法でなければいけないと思いますので、担当の部署にはそういった観点から常にチェックをするようにというふうに指導しているつもりですし、また今後、今の話もございましたけれども、そういう全体の一貫としてはお話のとおりだと思います。 ○議長(小沢昌記君) 19番佐藤邦夫君。 ◆19番(佐藤邦夫君) まず、千田美津子議員と関連があると思いますけれども、道路の補修、維持管理についてお尋ねをいたします。 道路は、舗装道路だけではなく砂利道とか未舗装の道路が結構多くあるんですけれども、このいわゆるでこぼこを補修するための砂利の需要と供給がどのような流れになっているのか、まず1点、お尋ねをしたいと思います。 それから、290ページの委託料のスキー場管理委託料。奥州市に3カ所のスキー場があるんですけれども、どこかということ。今後、こういった3カ所ある場合にはどこかわかるように書いてもらえると非常に助かります。 スキー場、1市に3カ所もあるというのは、松尾、八幡平を除いてまずないわけですね。こういった3カ所もあるスキー場を利用して、いわゆる子供あるいは一般の人もそうですけれども、いわゆるスキー競技。ちょっと教育委員会の方になるかもしれませんけれども、スキー競技に対してこれからどのような考えを持っていらっしゃるのか、ちょっと管轄外かもしれませんけれども、スキー場の今後についてどのようにお考えなのかをお尋ねします。 それから、292ページ、維持修理工事、工事請負費の236万。これ、もし違ったら申しわけないんですけれども、今、江刺のジャスコの部分かなと思って聞いたわけですけれども、ジャスコの契約、3年ごとに見直しということなんですけれども、結構足を運んで買い物なんかしているわけですけれども、大繁盛店よりは少し寂しいかなというような思いがあります。 このジャスコができるときにいろいろないわゆるハードルが、地元の業者にとってすごいハードルの高い部分があったわけですね。例えば24時間営業とか、あるいはテナント料の高さとかあったわけですけれども、開店してから24時間じゃなく、今、11時閉店ですか。大分変わってきましたので、今後、再契約に向けてどのような考えをお持ちなのか。話せる範囲で結構ですので、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(小沢昌記君) 山内都市整備部長。 ◎都市整備部長(山内賢一君) お答えをいたします。 砂利道の補修の関係ですが、これは原材料費というのを取ってありますので、これは地元の要望がございましたならば、これは各支所に申し出ていただけばよろしいのですが、そうすれば場合によってなんですが、地元の皆さんが敷くから材料くれとかいう場合は運んであげますし、じゃなくて、市が行って重機を持っていってならさなければならないといったような場合はそれなりの対応をしますと。これは今までやってきたことですので、継続してやってまいります。 以上です。 ○議長(小沢昌記君) 及川産業経済部長。 ◎産業経済部長(及川俊和君) お答えいたします。 まず、スキー場の件でございますが、現在、市内には3つのスキー場がございまして、1つは越路スキー場、これは江刺区内にあるわけでございますが、江刺開発振興に委託をして営業しているというものでございます。それから、胆沢区には、ひめかゆスキー場がございます。直営ということになります。それから、同じく衣川区におきまして国見平スキー場がございます。これも直営という形でございます。 ご質問のスキー場のあり方ということになろうかと思いますが、市内に3カ所あるということでございまして、その運営実態を申し上げますと、厳しい状況にあるということはそのとおりでございまして、現在、行財政改革の中での検討項目の1つにもしているところでございまして、運営のあり方について、今、議論をいたしているところでございます。 今後のスキー場運営ということでございますが、競技スポーツという形のとらえ方でございますが、これは一面ではそういう場面も必要であろうという考えを持ってございますが、胆沢区におきましてもアルペン競技でございますか、そういう形、あるいは江刺区ではジュニアスキーという形で多少スポーツ的な要素を取り入れた競技人口の拡大といいますか、スキー人口の拡大に取り組んでいるということでございます。 それから、292ページの維持修繕工事費でございますが、これはスキー場絡みの工事費でございます。 なお、関連しましてジャスコの件につきましては、江刺総合支所の菊池商工観光課長から申し上げます。よろしくお願いします。 ○議長(小沢昌記君) 江刺総合支所菊池商工観光課長。 ◎江刺総合支所商工観光課長産業経済部商工観光課企業立地推進室江刺分室長産業経済部商工観光課ロケ対策室主幹(菊池寛君) お答えいたします。 今、ご質問ありました契約の関係でございますが、平成15年4月に10年間ということで契約をしてございまして、いわゆる賃料の見直しの話がございましたが、賃料につきましては契約時点から3年間は据え置くものとすると。契約条項の中に経済情勢の変化、公租公課等を勘案しながら、いわゆる賃料については協議すること、変更することができるということで書いてございます。 それで、現段階でジャスコさんの担当者の方ともいろいろお話しているんですが、なかなか現在の経営状況とか、あるいはテナント料も実質的にかなり安い形で設定して、通常のジャスコが経営する中での維持管理の中で、通常のテナントよりは3分の1とか4分の1程度で一応お願いしていると。そういう中では、やはり今すぐ賃料を改定するというのは非常に難しい状況であるというのは、現在の協議している段階でございます。 以上です。 ○議長(小沢昌記君) 19番佐藤邦夫君。 ◆19番(佐藤邦夫君) 砂利ですけれども、各支所で取りまとめて一括して砂利を要望するのは存じ上げています。そういったときに運んでもらんですけれども、あとその時期におくれた場合、例えば大雨でぼこぼこになったとか、冬の雪ででこぼこになったというような、いわゆる春に取りまとめた以外のものなんですけれども、これは砂利はあげるから持っていってくださいというような状況になっているんですね。農家とかあるいは工事関係者が地区にいればダンプとかを持っている人が運んでくれるんですけれども、普通だったら砂利をあげるから持っていってくれと言われても大変なんですよね。ですから、これは毎日いつでもいいというわけじゃないですけれども、月に例えば15日だったら15日にその分は持っていってあげますよみたいなことをしてほしいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 それから、スキー場なんですけれども、3カ所あって、今いろいろ検討しているということと、スポーツ的要素を取り入れたことも考えていると言うけれども、やっぱりせっかくですからそのスポーツ的要素をどんと取り入れて、やっぱり自前のスキー場を持っているところから例えばオリンピック選手を出すとか、そういった気持ちがあってもいいのではないのかなと。 結構、スキーというのはお金かかるんですよ、競技するときに。そのときに、そういったスポーツ少年団とか、あるいはその競技をきちっと取り組んでいる子供たちにはリフトはただとか、やっぱり私はそういうようなことをせっかく市の施設としてあるからにはぜひやっていただきたいし、そういったことを取り入れるためにはその地区に来る先生とか職員とかをそういったスキーなりボードなりの専門の先生を呼んで鍛えるという方もいいんじゃないかなと思いますので、ぜひ教育委員会とも相談して、今後そういった方向を検討していただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 それから、ジャスコなんですけれども、今、3分の1、4分の1でテナント料も安くしているということがお話にありました。これは、どこの3分の1か4分の1かというと、当然、繁盛店、北上にもあるし前沢にもあるけれども、そういったところに比べて3分の1、4分の1だと思うんですね。当然、売上とか規模が小さいのでそういったことをしないとテナントが集まらないということもあると思うんですけれども、やっぱり当初高くしたテナント料と、それから24時間というような高いハードルでもって地元の業者が全然入れなかったということなんですよ。 ですから、課長がおっしゃるように、いろんな状況で値上げするのは大変かもしれませんが、そういった地元の業者をいわゆる格安で入れていただくというようなことをして店を繁盛させないと、これ、出ていきますよ。こういう体質なんですよ。ですから、その辺はよく検討したり、担当者と話し合って私はやっていただきたいと思うし、あとはやっぱり全国的な規模ですから江刺の物産、農産物も含めてですけれども、そういったものをやっぱり積極的に協力して販路を広げていただくような、そういった取り組みもしていただきたいなと。はっきり言いますと、前回の食材の日にはマックスバリューの方はすごく協力的だったんですけれども、店長が変わちっゃたんですね。 ですから、そういった意味も含めて地元との共生といいますか、そういったものをきちっとやればこういったテナント料の安さというのは市民も納得すると思うんですけれども、今言ったような状況で地元が入れないような状況で変えるとか、あるいは余り関係を持たないというのであれば、結構大変でないかと思いますので、いかがでしょうか。 ○議長(小沢昌記君) 山内都市整備部長。 ◎都市整備部長(山内賢一君) 砂利の関係でお答えします。 もう少し詳しくお話すれば、市道の場合ですと、これは市の方で砂利を運んでちゃんとならすと、そういうことをいたします。 市道外農道だったり小さな小道だったり、そういう道路につきましては、これは地元の方に運んでもらう例があるということであります。佐藤議員は江刺区の事例を話されたんでしょうから、もう少し熊谷課長の方に補足をしてもらいます。 ○議長(小沢昌記君) 江刺総合支所熊谷地域整備課長。 ◎江刺総合支所地域整備課長(熊谷信行君) それでは、砂利敷きの件についてご説明申し上げます。 私の方では、地区の砂利敷きにつきましては運転手さんがおりますので、一応現場を見まして、ただ敷いてもいいのかどうかその辺を判断いたしまして、あるいはグレーダーを持っていって1回敷いて、不陸を調整いたしまして砂利を敷くと。さらに、その砂利を敷きならすというふうな格好でやっておりますし、また業者にも役所の直営で忙しい場合には業者に委託いたしまして、そのような方法で砂利敷きをやらせております。 以上でございます。 ○議長(小沢昌記君) 及川産業経済部長。 ◎産業経済部長(及川俊和君) スキー場の件につきましてお答えを申し上げます。 あす、当日同時間に3スキー場のオープンということでございまして、残念ながらまだ雪がないわけでございますが、頑張っていきたいと思ってございます。 それで、各スキー場のそれぞれ特徴がございまして、本年度、コストなども共同で発注、施策するなど取り組んでございますので、各スキー場の取り組み、それぞれの現状と今後の考え方もございますので、それぞれ担当の総合支所からお答えを申し上げたいと思います。 胆沢総合支所の渡辺商工観光課長、続きまして衣川総合支所の産業建設課長からお答えを申し上げます。 ○議長(小沢昌記君) 胆沢総合支所渡辺商工観光課長。 ◎胆沢総合支所商工観光課長兼胆沢農村ふれあいセンター所長兼ひめかゆ健康の森所長(渡辺和也君) お答えいたします。 1つは、胆沢のひめかゆスキー場の場合でいいますと、いわゆる競技スポーツ、これは底辺の拡大という意味合いも含まれておりますが、スポーツ少年団で毎日曜日、いわゆるリフトを減免して利用させている人数が合計17年度シーズンでは320名でございました。 そのほかに、各小学校がそれぞれのPTA行事やあるいは学校の授業の時間を利用いたしました人数、それから合併前でございましたので町民スキー大会、それからひめかゆのスキー場独自で行っておりますアルペン大会という、こういった大会につきましては底辺の拡大という意味合いと競技人口をよりふやしていきたいと、こんなねらいもございまして開催しておりまして、合計17年シーズン968名の方々にリフトを減免をしてご利用いただいているという現実がございます。 このほかに、いわゆるスノーボーダーによります大会、これはスノーフェスティバルというふうに呼んでおりますが、これが毎年、年1回ございまして、特に17年シーズンにおきましては、北は盛岡から南は仙台そして気仙沼というような地域から67名のボーダーが参加をしていただきまして、いわゆる3つのスキー場の中で比較的ひめかゆは大きな谷を持っておりますので、ひめかゆスキー場にはどちらかというと、そういったスノーボーダーには向いているコースゲレンデになっているのではないかという参加された方々からの評価をいただいておるところでございます。 今後は、そういった観点からもスキーヤーと、それからスノーボーダーの部分では、どちらかといいますとそういったスノーボーダーの方々のワンメイク大会のような、そういった技術の向上というコースゲレンデなども視野に入れて、さまざまな積雪状況を見て、そういったコースのつくり方をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(小沢昌記君) 衣川総合支所吉田産業建設課長。 ◎衣川総合支所産業建設課長農業委員会事務局衣川分室長兼山村開発センター所長兼衣川防災ダム管理所長兼衣川いきいき交流館館長兼衣川いきいき健康ランド所長兼衣川高齢者コミュニティセンター所長衣川ふるさと自然塾所長国見平スキー場支配人(吉田裕悦君) お答えします。 国見平スキー場につきましては、現在3本のリフトがあるわけでございますけれども、昭和の時代にそれぞれつくったリフトでございまして、非常に老朽化が進んでいるというふうな面でちょっと課題があるわけでございますが、内容といいますと、コース的には初級から上級まで対応できるようなコース設定になっております。 大会等を毎年、現在やっておるわけでございますけれども、1つは国見平カップというふうな大会を毎年、現在やっているところでございますし、かなり水沢管内、奥州市内あるいは一関方面、あとは宮城県北の方からも参加者があるわけでございます。 それと。もう一つは、スノーボード大会の方もことしで5回か6回目になろうかと思いますけれども、そちらの方も年々充実してきているというふうな状況でございます。 小・中学校の利用につきましては申請を出していただきまして、その減免をしているところでございます。 なお、今後につきましては先ほどもお話ありましたが、行財政改革等の項目にも載っておりますように、関係区あるいは市の方針というふうなものを関係機関あるいは部署で協議をしながら、今後どうあるべきかを検討していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(小沢昌記君) 江刺総合支所菊池商工観光課長。 ◎江刺総合支所商工観光課長産業経済部商工観光課企業立地推進室江刺分室長産業経済部商工観光課ロケ対策室主幹(菊池寛君) 私の方からジャスコの関係についてお答えしたいと思います。 先ほど、佐藤議員さんからお話のありましたとおり、江刺区の核店舗として地元のお店と当然共生していただきたいと思いますし、農産物等につきましても先ほどお話ありました販路拡大を含めまして、ジャスコさんと協議しながらそういう方向で進むようにお話を進めていきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(小沢昌記君) 19番佐藤邦夫君。 ◆19番(佐藤邦夫君) ジャスコの方はちょうどあそこにバス停があって、高齢者の買い物には江刺では一番高齢者が使いやすいのかなと思っていますので、ベンチなども含めて、行政のいわゆる大家さんの方でいろいろ注文つけたり要望していってもいいと私は思っていますので、今後、家賃も含めてですけれども、いい交渉をしていただきたいと、そのように思っております。 それから、スキー、ボードの話も出ましたけれども、特にボード、スポーツ全般に言えることだと思うんですけれども、いわゆる小さいうちから取り組むことと、あとは年長になってからするのとは大分差があります。ボードなんかは特に体が柔らかい子供がやる、子供のうちに覚えておいた方が上達するというのはわかり切っています。 ただ、今、スノーボードがそういった競技として小学生から取り組んでいるところはとても少ないんですね。ですから、これは1つねらい目ではないかなと。さっきも言ったように、奥州市からオリンピック、金メダリスト、いいんじゃないですか。頑張ってやりましょうよ。いかがですか、部長。 ○議長(小沢昌記君) 及川産業経済部長。 ◎産業経済部長(及川俊和君) 激励をいただきましたので、担当部としましてもその辺を、地元の子供たちが近場にあって活用できるというのが最大の利点でございますので、その辺も十分生かしながら競技の振興に向けても取り組んでまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(小沢昌記君) 江刺総合支所菊池商工観光課長。 ◎江刺総合支所商工観光課長産業経済部商工観光課企業立地推進室江刺分室長産業経済部商工観光課ロケ対策室主幹(菊池寛君) 今お話ありました。確かにバスターミナルの近くでございますし、いろいろ皆さんご利用される場所ですので、今、出されましたベンチの整備等につきましても、一応いろんな形で利便性を高める、そして皆さんに利用していただけるように、またジャスコの方と協議してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(小沢昌記君) では、続けます。25番内田和良君。 ◆25番(内田和良君) 25番内田和良です。 胆沢平野土地改良区事業所に支払う合併浄化槽料金のことについてお伺いをいたします。 建築確認申請のときに胆平に放流許可願いを出して、水沢で整備した水路に合併浄化槽の水を流す放流料金を払っていると、胆平に払っている。市民は、これはどう考えてもおかしいという声が私のところに来ているんですけれども、以前にもこの件については議会の方から質問が出たと思うんです。そのときの答弁は、胆平理事会の方に話をして、今後どういうふうにするか考えますという内容の答弁だったと思うんですけれども、その後どうなっているかということをお尋ねいたします。 ○議長(小沢昌記君) 決算書のページでは、何ページになりますでしょうか。 ◆25番(内田和良君) 7款、8款に、各目のところに浄化槽管理委託料という項目がそれぞれあるんですけれども、それに関連してということでお尋ねをしたいと思います。7款であれば280ページのところだったかな、管理委託料、ちょっと待ってください。282ページの上の方にありますが、上から9行目、浄化槽維持管理業務委託料というような項目が、これ各目にこういうふうにあるんですけれども、こういうのを支払ってきているわけですけれども。 ○議長(小沢昌記君) 山内都市整備部長
    ◎都市整備部長(山内賢一君) 私は古い経緯はよくわかりませんが、書類を見ますと去年あたりですか、この排水使用料の支払いについてはもっともっと検討しなければならいんではないかということがあったようです。 胆平は胆平で使用料を市にお願いしてもらってきたといったようなことで、胆平はそれでもって経営が成り立ってきたといったようなこともあるようですが、ただほかの改良区ではこうした使用料は支払っていないといったようなことから、これはちょっと待てよといったようなこともあったようであります。 それで、16年度までは2,200万ほど支払いが行われたと。17年度は3割減の1,600万ぐらいと記憶してございます。それで、今回もちょっと減額をさせていただきまして1,200万ほどの予算になっておると思っております。年々、額が下がってきているわけですが、市としても一気に排水料をストップしたのでは胆平も大変だろうなといったようなこともあろうかと思うんです。そういうことで、激変緩和という言葉もちょっと変なんですが、ことしも1,200万ほど、総額ですけれども、予算措置をさせてもらっているということになっているようであります。 以上です。 ○議長(小沢昌記君) 25番内田和良君。 ◆25番(内田和良君) 市民の方は確かに金ケ崎改良区とか、あと前沢町もそうだったのかな、無料でやってきたのが今度合併によって前沢区も払うようになったというような話も漏れ伝わってきておりますけれども、市民の方は無料にしてくれということではないと。奥州市に放流料金が入るんだったら喜んで払うんだけれども、何で胆平に払わなくてはいけないんだという、不思議というか、おかしいじゃないかという声が来ているんですね。 ですから、そういう意味合いで胆平の理事会でもっと強い姿勢でこういう市民の声が上がってきているんですよと。ですから、今までの既得権につながるようなあり方であっては私どもは困るんですという言い方で、もっとちゃんとしっかりとネゴシエーションしていただきたいということなのであります。ご答弁を。 ○議長(小沢昌記君) 菅原都市整備企画室長 ◎都市整備企画室長兼都市計画課長兼建設課長兼下水道課長(菅原千秋君) 議員ご質問の件については、胆沢平野土地改良区がみずからの規定の中で、排水使用料を胆沢平野土地改良区が管理をする水路に放流する際に使用料として徴収いたしますよという規定を設けております。この部分については、土地改良法上、規定を設けていることの問題というのは基本的にはございません。 ただ、市としてはその放流料を取る取らないという部分に対して意見を申し上げる立場にはないんですけれども、ただ逆に放流料を今お話いただいたように、市自体が市の浄化されたきれいな水を流していってもお支払いをしなければならないという実態になっておりまして、今回の補正予算で部長がお話しましたように、奥州市全体とすれば1,200万にちょっと足りないくらいの金額を今回補正をするというふうな形になったんですけれども、それだけの費用をお支払いするような形になっております。 これについては、まだ胆沢平野土地改良区として今後の方向性をどうするかというその答えをまだ出さない、出し得ていない、継続協議の課題になっております。市の方の考え方とすれば、浄化槽からきれいに浄化されて放流されるものが水路を汚濁させていくという考え方というのはおかしいのではないですかというような形の主張はしておりますけれども、ここの部分については今後の協議によって変わってくるのかなというふうに思っております。 ただ、あとはもう一つ考慮しなければならないのは、土地改良区は胆沢土地改良区だけじゃないもんですから、奥州市内にも複数の土地改良区がございますので、そういった土地改良区とのバランスという部分については考慮をお願いをしたいという要請は市の側からはしていくつもりでおります。個人に対する部分の取り扱いについては、市も法人の方々と同じ立場で協議を継続させていただくということでご理解をいただければというふうに思います。 ○議長(小沢昌記君) 25番内田和良君。 ◆25番(内田和良君) 特別会計の下水道課の方で、歳入の項目で聞けばよかったのかなと、今、思いまして、ちょっとねじれた質問になってしまったかなと思いましたけれども、姿勢をそのように保っていただいて強く交渉いただければ私の思いは届くのでございまして、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(小沢昌記君) ほかに。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 歳出の7款商工費及び8款土木費並びにこれらにかかわる歳入に係る質疑を終わります。 午後1時15分まで休憩をいたします。                   午後0時16分 休憩---------------------------------------                   午後1時16分 再開 ○議長(小沢昌記君) 再開いたします。 これより歳出の9款消防費及び10款教育費並びにこれらにかかわる歳入に係る質疑に入ります。6番中西秀俊君。 ◆6番(中西秀俊君) ページ数328ページ、9款消防費、2目非常備消防費。そして、次ページですが、330ページ、婦人消防協力会連合会事業補助金ともかかわるかもしれませんが、関連してお伺いいたします。 備考の細01の9に旅費費用弁償、普通旅費とございます。 旅費についてでございますが、その大半が費用弁償であります。普通旅費はごくわずかであります。しかし、本来であれば旅費を伴うようなさまざまな研修会も行われているのではないかなと考えますが、まず実態はどうなっているか伺います。 ○議長(小沢昌記君) 菅原市民環境部長。 ◎市民環境部長(菅原公男君) お答えいたします。 消防等の研修とか、そういう関係でございますけれども、旅費の関係でございますけれども、消防団員の関係等につきましては消防組合等で行っていることもございます。そういう関係でございますが、職員につきましてはないに等しいと言ったらでしょうか。 それから、同じ出張する場合におきましても工夫をしまして、18年度等におきましてのことですけれども、工夫をしまして、例えば公用車に乗り合わせしていくとか、年に1回は消防団の岩手県の表彰関係があるわけですけれども、そういうときには各区の消防団乗り合わせしていったりしている状況でございます。 また、消防学校で行われました大会等におきましてもそういうような工夫をしながら、できるだけ経費を削減しながらということで、逆に申し上げますと消防団員は出動手当ということで出るわけでございますが、そういうように職員は乗せられていくといいますか、そういう感じで一応いろいろ工夫しながら経費削減に努力しています。 協力会につきましても、協力会につきましてはここで費用弁償というのはないわけでございます。したがいまして、協力会につきましては、さっき言いました次ページの方の補助金という関係でそちらで対応していただいている、あるいはバス等でも一緒に乗り合わせして行っているという実態でございます。 以上でございます。 ○議長(小沢昌記君) 6番中西秀俊君。 ◆6番(中西秀俊君) 市長の見解を伺いたいなと思います。 過日、12番及川俊行議員からも質問されましたが、消防協力会の皆さんの全国大会への参加旅費についてでございます。 これまでこのような全国大会には自費で参加していたようですが、後継者育成の上からでも上から旅費を出してほしいという声が寄せられております。私は消防団の団員確保、この議会でも話が出ましたが、団員の確保はもとより、消防協力会を含めたこのような方々の育成強化はとりわけ重要ではないかと感じます。多くの方を参加させることはできないかもしれませんが、最低でも1人ないし2人、3人、このような全国大会に参加していただいて、当市の活動に役立てていただくのであればこのような税金の使い方は決してむだではないかなと感じます。むしろ、大きな効果が期待できるのではないかなと。男女平等、女性消防団の増大の一助にもつながるのではないかなと、そんな気持ちを持っていますので、その辺を含んでいただいて市長の見解を伺いたいなと思います。 ○議長(小沢昌記君) 相原市長。 ◎市長(相原正明君) そういう日ごろの労苦に報いたり、さらなる活性化のために必要だというのは、そのとおりわかります。この辺は、個別にご返事を申し上げるというよりは、今は消防のお話ですけれども、各部署ごとに担当部でよく努力をしていただいて、最終的には財政の私のスタッフということになりますけれども、財政スタッフがいろんなバランスを見て考えていくと。そして、決着をつけるということになりますので、必要性とか大事だよということについてはよくわかりますということのご答弁を申し上げさせていただきたいと思います。 ○議長(小沢昌記君) 17番今野裕文君。 ◆17番(今野裕文君) 1点だけ、状況をお伺いしたいと思います。 中学校費の361から4あたり、6ページまであります教育振興費にかかわってお尋ねをいたします。 具体的にどういう形で載っているのかわかりませんので抽象的にお尋ねをいたしますが、特別支援教育にかかわって17年度、要望校というのが結構あったと思うんですが、現実にはなかなか対応できないという状況もあるのかなというふうに伺っておりますが、その要望の状況と、実際に行われた実態をまずお尋ねをしたいと思いますし、18年、ことし、来年とどういう状況になっているかお知らせをいただきたい。 ○議長(小沢昌記君) 高橋学校教育課長。 ◎学校教育課長(高橋勝君) お答えします。 手元に正確な資料はございませんが、昨年度、管内で特別支援教室というか特学ですけれども、申請につきましては1学級申請、複数学級申請したんですけれども、認められたのは1学級だったかと思います。今年度についても五、六学級ほど申請を予定しておりまして、現在申請中でございます。これにつきましては、まだどの程度認められるかという部分についてはまだこれからのことでございます。正確な資料は今手元にございませんので、もし必要であれば後でお答えします。 ○議長(小沢昌記君) 17番今野裕文君。 ◆17番(今野裕文君) 5学級要請して1つということですか、今の答弁だと。今度要求するのが5つですか。県との兼ね合いということもあるんだと思いますが、私、制度上どういう認定の状況にあるのかよくわかりませんけれども、結局認められないと隣の学校に行かなければならない、遠方の学校に行かなければならないという状況が出てくるんだと思いますので、その点については最大限の善処をお願いしたいなということなわけです。 お話を伺いますと、相当数ついていない。要望しているにもかかわらず、相当数ついていないというふうに聞きますので、そこら辺、人数の問題とかいろいろあるんだと思いますが、少なくとも複数になるところについては確保できるようにお願いしたいなと思いますが、その点の見解をお尋ねいたしたいと思います。 ○議長(小沢昌記君) 高橋学校教育課長。 ◎学校教育課長(高橋勝君) 今ご指摘のとおり、希望しているところの学校につきましては、緊急度が非常に高いというふうに認識しておりまして、何とか県の方の定数の方でつけてもらうということで強く要望しているところでございます。 ただ、昨年からことしにかけての状況につきましては、1人とかで要望した場合、なかなかつかないというふうな状況でございますし、複数在籍が予定されているということで新設を要望したところにつきましても、昨年度の実績で言うとなかなかついていないというふうな状況でございます。昨年度につきましては、3名在籍から新設というふうな形になっておりまして、今年度もかなり厳しい見通しだということは伺っておりますが、何とかそこの部分については本当に子供たち、学校にとっては緊急の課題になっておりますので、何とかそこは曲げてつけていただけるように頑張っていきたいなというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小沢昌記君) 19番佐藤邦夫君。 ◆19番(佐藤邦夫君) 教育費についてお尋ねします。 344ページなんですけれども、教育研究所費。勉強不足で大変反省していますけれども、奥州市にも教育研究所というものがあるということを余り詳しく知りませんでした。奥州市の教育研究所の現状と今後のあり方についてちょっとお尋ねをしたいと思います。 それからもう1点、子供たち、小学校、中学校そうですけれども、例えばスポーツで言うならば県の選抜とかという制度があるんですね。野球でもあるでしょうし、バスケットとかバレーもあるでしょうけれども。例えば、野球の場合に県の選抜、いろんな大会、地区の新人戦とかの大会を見て、その担当の役員がこの選手はいいなということでピックアップするのと、それから学校推薦というのもあるんですね。学校推薦によっては全然先生が声をかけないという学校もあります。そういったその機会を逃さないようなふうにしてもらいたいなというのが1点。 それから、後は県選抜の場合のいわゆる選考会、それから選考された後の合宿、遠征ですね。今回、野球のことをとれば、最初に文書が来た場合にはいずれも各個人負担だよというような文書が回っております。そうしますと、去年の場合には幾つぐらいかかりましたよ、そのことを念頭に置いていてくださいと言われますと、相当な金額ですのでひいてしまう親御さんも必ずいらっしゃるんですね。最終的には今度の岩手県の野球の場合は、県の合宿については公費で賄うということになったんですけれども、そういったいわゆる県選抜に対して、奥州市としてそういった選ばれるあるいは選ばれた子供に対しての援助とか補助は考えていないのかどうかお尋ねをいたします。 ○議長(小沢昌記君) 高橋学校教育課長。 ◎学校教育課長(高橋勝君) それでは、お答えいたします。 教育研究所でございますが、今年度、旧市町村単位で研究所がある部分とない部分がございましたが、それらを発展的に統合したという形で今年度スタートしているところでございます。 主な活動というか内容につきましては、大きく分けると4つの柱で活動をしているところでございます。 1つにつきましては、研究部門ということで先生方の研究、いろんな部分の教科とか領域とか、そういった部分にかかわる研究についての支援の活動。 それから、2つ目が研修の活動でございます。さまざまな先生方の研修会を企画したりということで、資質向上ということでそういった部分の部門を持っております。 それから、教育相談部門ということで不登校ですとか、あとはいろいろな問題行動等についてのそういった相談を受け付けるというふうな部分で専門の職員を配置して、そこの部分の活動をやっているという部分がございます。 あとは、情報収集とか発信という部分の4つ目の柱としましては、いろいろな教育の部分の情報収集をしたり、あとは所報を発行したりというふうな、大まかに分けまして4つの活動内容で現在取り組んでいるところでございます。 今後、ことし統合してスタートしたばかりでございますので、これからどういうふうにしていくかという部分についてはこれから検討していきたいなというふうに思っておりますし、拡充をしていきたいなというふうに考えているところでございます。 それから、お尋ねの2つ目の県の選抜の部分でございますけれども、これは主として県の方の中体連を中心として指名とか、この生徒さんはどうだというような部分で声がかかったりとか、あと学校に相談があったりということで進めているものだというふうに把握しているところでございますけれども、これにつきましては補助とか、そういった部分については参加するとか、そういった練習会等に参加する旅費とか、必要な経費につきましては県の中体連の方で全額持っているというふうに思っておりますし、必要に応じて若干個人負担があるのかもしれませんが、大もとの部分のところでいろいろな部分を賄っているというふうに把握しております。市の分につきましては、今までのところそういった部分の補助というものはやっているという経緯はございません。 以上でございます。 ○議長(小沢昌記君) 19番佐藤邦夫君。 ◆19番(佐藤邦夫君) 教育研究所、これからということのようですけれども、いつも一般質問でも何でも言うんですけれども、教育というのは百年の計、この奥州市の将来を決定する大事な部門。その中でも教育研究所というのは頭脳の部分だと思いますので、これは市長の方にも相当協力をいただいて、予算をいっぱいいただいていいものにしていただきたいと私はそう思いますのでお願いしたいと思います。 中でも、あとは相談。私、花巻の相談所にやっぱり不登校の、親御さん、おじいちゃん、おばあちゃんから相談をされて一緒に行った経緯がありますけれども、そこで研修した先生方というのは相当、私が対面しても素晴らしいなと思う先生方でしたので、奥州市単独で持つというのも非常に財政的にも困難かもしれませんけれども、先ほど言いましたように相当重要な部分ですので頑張っていただきたいと思います。これも、一言コメントいただきたいと思います。 それから、県選抜ですけれども、スポーツに限らず、やっぱり選抜に選ばれるということはそういう才能の芽がある、あるいは将来、本当に奥州市のためにもなるということです。余談ですけれども、千田議員も足が速かったんですけれども、研修会とかあれに呼ばれなくてオリンピックを逃したという経験がありますので、そういったことのないように絶対に先生方にそういったことにもアンテナをめぐらして、推薦とかあるいはその機会を与えてやってほしいなと思いますので、その財政的な面も含めて再度ご回答いただきたいと思います。 ○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。 ◎教育長(菅原義子君) 力強いバックアップの言葉、ありがとうございます。 今、最も必要だということは先生方の資質向上なわけですので、その資質向上の分野の中で今努力しているのは、それぞれ専門教科の勉強についてを取り組んでおりますけれども、そういう教育相談をしなければならないような子供たち、たくさんふえておりますので、療育部門の方を強化しなければいけないとなるとこれはかなりの予算がかかるものですから、これから強力に予算をいただくよう努力をして充実させていきたい、そういうふうに思います。よろしくお願いします。 ○議長(小沢昌記君) 高橋学校教育課長。 ◎学校教育課長(高橋勝君) それでは、県選抜の部分についてお答えいたしたいと思います。 先ほどお話したとおりなんですけれども、やはり議員ご指摘のように、さまざまなせっかくのチャンスを逸してしまうということがあると、将来的に子供たちにとっても大きな損失かなというふうに思いますので、そういったことのないように各学校にも働きかけてまいりたいと思いますし、中体連との連携もとっていきたいなというふうに思っております。 それから、さまざまな部分でいろんな財政面も含めてバックアップできないかという部分でございますけれども、これはちょっと検討させていただきたいなというふうに思っております。 以上でございます。          〔「関連」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 14番千葉悟郎君。 ◆14番(千葉悟郎君) 今の佐藤議員ので不登校についての関連で、私、市長にちょっとお伺いしたいと思うんですが、このように多くの議員の方々が今定例会で不登校の問題あるいはいじめの問題等でたくさんご質問等ありました。そういうことで、教育委員会の方から100名を超える義務教育の子供たちがいると、そういう子供たちがいるんだと、奥州市の義務教育に児童・生徒がいるということなんですが、そういうことについて市長はどういうふうな思いを持っておられるか。そしてまた、どうしなければならないのか、その辺のご見解を聞きたいなと、こう思っているところです。関連でちょっとお願いします。 以上。 ○議長(小沢昌記君) 相原市長。 ◎市長(相原正明君) 教育委員会制度の中で教育委員会が責任を持って対応している部分でございますので、まずもってそういう答弁があり、努力をしていただいているわけでございますが、私の方、あえてお尋ねであれば、やっぱりこういういじめは根絶しなければならないと思いますし、不登校もさまざま事情もあるし、そのフォローをするための対策を万全に行っていただきたいなというふうに思う次第でございます。 ○議長(小沢昌記君) 13番佐々木國男君。 ◆13番(佐々木國男君) 13番佐々木です。 392ページ、14節の02公民館の管理運営に関してお伺いいたします。 水沢公民館の入り口の件ですが、西大通り片側2車線の通りに面しておりまして、この通りは西市街地としては非常に交通量が近年増大していまして、しかも直線ですので車両のスピードが多く、危険で怖いという多くの市民の声が聞かれます。公民館の利用者はご年配の方、そして女性の方、多数、毎日のように多くの市民が危険を感じながら利用されております。このような市民の声に何か対応策、考えておりますか。 また、標識もあるにはあるんですが、なかなか見づらい、そしてわかりにくいといいますか、後ろから車両等がスピードで来ますと、つい曲がりきれないで見失って通過してしまうというケースもたくさんありますので、その辺、何か講じていられるかどうかをお伺いいたします。 ○議長(小沢昌記君) 水沢総合支所鈴木生涯学習課長。 ◎水沢支所スポーツ振興課長兼生涯学習課長(鈴木圭一君) それでは、お答えさせていただきます。 水沢公民館の西側からの入り口につきましては、ご承知のとおり、ちょっと入りにくい状態にございます。 ただ、西側から入りますと、道路自体のレーンの設定、こういったようなことがちょっと問題になってまいります。それからもう一つは、道路の拡幅というのも1つの解消策ということになると思います。現状におきましては、東側の方に駐車場がございますので、こちらの方から利用していただくということで進めておりますけれども、これは道路関係との関係がございますので、今後の課題というふうにさせていただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(小沢昌記君) 13番佐々木國男君。 ◆13番(佐々木國男君) 確かに、堀ノ内公園の整備に伴って東の方も改善はされてきているんですが、どうしても西側の方の通りからも利用者が多いものですので、その辺、建設課といいますか、そちらの方も関連あると思いますので、どうぞひとつよろしくお願いしたいと思います。 終わります。 ○議長(小沢昌記君) 5番阿部加代子さん。 ◆5番(阿部加代子君) 5番阿部加代子です。 1点お伺いをいたします。350ページの03学校保健事業経費の中の19学校保健会運営事業補助についてお伺いしたいと思います。 これは合併になってからの残りの支払い分だと思いますけれども、これにかかわりまして学校保健会の補助金なんですけれども、水沢市当時は補助金が減らされたりとかしまして、PTA会費を上げて対応しなければならないというようなことがありまして、奥州市になりまして子供たちの保健にかかわる大切な事業でありまして、奥州市各校でさまざまな事業の差もあるかとは思いますけれども、大切な保健に関するさまざまな事業をやるための補助金でありますので、今後の考え方についてお伺いしたいと思います。 ○議長(小沢昌記君) 佐々木教育部長。 ◎教育委員会教育部長(佐々木善基君) 以前の議会でも議論された経過がございますが、医師会等々の意見、それから私どもの方のスタンスとしても事業をやっていけるような環境は責任として補助していかなければいけないことがございますので、そういう観点で検討させていただきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(小沢昌記君) 24番佐藤絢哉君。 ◆24番(佐藤絢哉君) 事務的なことで1つお尋ねをしたいと思います。 決算書の343ページ、小学校費の学校管理費、それから355ページ、中学校費の学校管理費についてであります。ここに予算流用されておりますが、これは教育振興費の4節から学校管理費の1節に流用したという見方でいいのかどうか、これ1つ確認したいと思いますし、この流用の理由についてお尋ねをいたします。 ○議長(小沢昌記君) 佐々木教育部長。 ◎教育委員会教育部長(佐々木善基君) すみません、手元にちょっと資料がございませんので、その費目を含めて私の方で調べて答弁させてください。 ○議長(小沢昌記君) その分を保留して次に進んで、またそろい次第進めます。 26番千田美津子さん。 ◆26番(千田美津子君) 365ページから幼稚園費がありますので、幼児教育のあり方という点でお伺いしたいと思います。 今議会で同僚議員から提案がありました認定こども園についてなんですが、同僚議員言われるように、確かに親たちにとって利用しやすいのかなと思われる面も多々あるわけですが、ただ関係者からさまざま問題点も指摘をされておりますので、そういった点で若干見解をお伺いしたいなと思います。 問題点としては何かといいますと、施設の設置基準とか、それから教育保育内容が今きちんと規定されているものが法律上は明示されていないと。あくまでも県の条例にゆだねられているという点でも非常にあいまいだということ。あるいはその中で調理室なんかも設置が望ましいけれども、必ずしもそうではないというようなことで、乳幼児期の給食調理室の重要性が本当に私はこういうふうに変えられたら大変だなというのがあります。 それから2つ目は、今でもちょっと不十分かなと思えるような職員の配置基準が非常にあいまいになっているという点が挙げられております。 それから3つ目は、保育料が親との直接契約がやられる、保育料が自由に設定されるという点で、競争で低料金を売り物にする民間の方々が出てくるという点で、今、既に東京ではいろいろ問題になっているという件があります。 そして4つ目は、認定こども園の実施状況を見ながら、今、認可されている保育所への直接契約制度あるいは保育料を自由に設定していくということが実際に検討されているという点。 そして最後ですが、介護保険等に見られるように、高齢者福祉でも保険制度が行われていますが、その子供版といわれるような育児保険が実はこの認定こども園の導入によって検討されているということが指摘をされています。 この育児保険とは何かなと思いましたら、要介護度、介護保険の要介護度のように、この世帯の保育はどの程度必要だかというのを客観的に判定をされて、あなたのうちは1カ月に保育サービスはこの程度ですよという限度金額が設定されるという、どこにも保険制度が設けられて、取られてことだけはしっかり計画されているということで、私はいいことだけではない問題点が非常にあるなということを痛感しています。 ですから、これは当市の幼稚園保育の水準が今後どうあるべきかが問われる問題でありますので、この間、教育委員会は検討していくというちょっと前向きな答弁と私は感じたんですが、私はもっと慎重にやらなければならないものではないかなというふうに思いますので、今の点も含めて見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(小沢昌記君) 佐々木教育部長。 ◎教育委員会教育部長(佐々木善基君) 認定こども園の関係でございますが、法律的にはことしできて、なおかつ認定の基準に当たっては県の条例に負うところが大きいということでございましたので、もちろんその条例が制定されて、認定の基準の説明についてはことしの11月になってから関係者への説明があったというようなこともございまして、具体的な認定こども園の認定の基準そのものもなかなか知り得ない状態で私どもの方、作業させていただいた経過もございますので、そのことを含めてあるいは市内でもそういったものをモデルケースとして取り入れたところもございましたので、それらの意見なども含めながら、私どもの方は検討してまいりたいなというふうに考えているところでございます。 ○議長(小沢昌記君) 31番廣野雅昭君。 ◆31番(廣野雅昭君) 事務的なことですけれども、私もお尋ねしたいと思います。 まず327ページ、消防費にかかわる部分ですけれども、項と目が違う中で岩手県防災ヘリコプター連絡協議会負担金というのが330ページにもあります、19ですね。負担金というところに79万8,000円ありますし、また目違いで336ページの一番上に岩手県防災ヘリコプター連絡協議会というのがあるんですが、この目違いの負担金の違いの成果がどのようになっているかということと、それから負担金ですからこれからもずっと納めるお金だというふうに思いますけれども、この防災ヘリ、一昨年、江刺の消防演習のときに見させていただきました。2年ぐらい見させていただきましたが、どういったような面で出動されるのか。そしてまた、どういうようなときに奥州市として要請されようとしているのか。その辺、納めっ放しではないと思いますのでお尋ねしたいと、このように思います。 以上でございます。 ○議長(小沢昌記君) 菅原市民環境部長。 ◎市民環境部長(菅原公男君) お答えいたします。 防災ヘリコプター連絡協議会の負担金の件でございますが、これはまことに申し訳ございませんでしたという謝りしかないわけでございますが、合併時の予算のときに、ある区と言ったらいいんでしょうか、要はこっちに置いてしまったと言ったらいいんでしょうかね。そういう感じで2カ所に分かれということがございます。 それから、もう一つの区ではそもそもこの予算に未計上だったということが判明したわけです。その関係で、流用等の手続をして何とか支払ったという状況でございます。大変申しわけございませんでした。本来は1カ所だけの計上になるわけでございますが、こういう感じで2カ所に計上してしまったということでございます。 それから、防災ヘリにつきましては県下の市町村で負担金を出し合って運営しているわけでございますが、こちらは今議員おっしゃられるとおり、訓練等ですね、ことし18年度においては、衣川区の演習あるいは水沢区にもお願いして訓練に参加していただいたということもございます。それから、山岳、山等で遭難のときとか、あるいは川等も入るわけでございますけれども、そういうときは緊急ということで出動していただいている状況でございます。 そういう災害とかがなければいいことですけれども、災害がないあるいは年間行事等で防災協議会の方と連絡をしながらであれば、いずれ訓練等や何でも出動していただけるという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(小沢昌記君) 31番廣野雅昭君。 ◆31番(廣野雅昭君) そうしますと、これは決算書ですから前の支所の状況は、今、話を聞いてわかったわけですが、18年度以降は一本化されてこの数字が出てくると、こういうあれでいいかといことと、それと525万と79万8,000とまず2つあるわけですが、実際は18年度の予算書を見ればいいわけですけれども、どれぐらいの金額になるわけでございますか。 ○議長(小沢昌記君) 菅原市民環境部長。 ◎市民環境部長(菅原公男君) 総合、相対的なことはちょっとあれですけれども、今回ここで支払っているのは全部の旧市町村ではないんです。既に支払っているところもあったものですから。新年度においては、もちろん1本で予算計上しているということでございます。 18年度の予算の計上については、調べてからお知らせいたします。 ○議長(小沢昌記君) 33番安倍静夫君。 ◆33番(安倍静夫君) 346ページの学校管理費についてお伺いしますが、今回のこの決算につきましては2月20日から3月いっぱいという短い期間ではありますが、管理費の中にはいろいろ報酬は別としまして、賃金やらあるいは委託料、保守点検、いろいろあるわけですけれども、これは市内学校の数が40幾つあるわけですが、おのおの委託するときの単価等があると思うんですが、それらはどのように調整されているのか。調整されているかということはある程度、面積なりあるいは大きさで違ってくるとは思うんですけれども、一定の基準がやっぱりあると思うんですが、合併したばかりの40日間、その辺ですから、そこまでやっていないと言えばそれまでですが、この辺の単価の取り決めといいますか、検討はどのようになされているか伺います。 ○議長(小沢昌記君) 佐々木教育部長。 ◎教育委員会教育部長(佐々木善基君) 今回の決算の中身はそれぞれの旧市町村がやってこられたものを精算するという形のものでございますので、統一されたところでの賃金とか委託料で今回の決算ということではございません。これは、従前持ってきたものを精算するという形での決算書でございます。 新年度に向かっては指標も示されてございますので、そういった形でこれから以降はそれぞれ予算要求させていただくという形になってくるだろうと思っております。 ○議長(小沢昌記君) 33番安倍静夫君。 ◆33番(安倍静夫君) 基本的にそれで私もいいと思いますが、何せ数が数なものですから、例えば掃除料にしろ浄化槽の点検料、いろいろあるわけですね。それから、細かいことを言えば、防火戸の点検料とか、あるいは玄関の自動ドアとか、いろいろあるわけです。それが例えば胆沢の学校を点検した場合は例えば3万円ですよと。江刺の方に行ったらば5万円ですよと、そういうばらばらの、安く頼むことについては一向差し支えありませんよ。失礼な話なんですが、しっかり突き詰めた単価で頼むのは結構なんですが、ただ単にこっちは高かった、こっちは安い、同じ大きさなり何なりで違うなというようなことでは、これはかなりむだが生じてくると思うんですよ。これは学校の保守点検にかかわらず、いろいろな市内には建物があるわけですけれども、そういうものをしっかりした調査をして見比べて、そしてやっていかないとだめだと思うんです。 今回は合併して間もない期間ですから仕方ないと思いますが、今後は部長言われるように、しっかり取り組んでいただきたい、そういうふうに思います。 ○議長(小沢昌記君) 佐々木教育部長。 ◎教育委員会教育部長(佐々木善基君) 積算に当たっては見積もりももちろんありますし、具体的なお願いする場面になってきますとそれぞれ額によりますけれども、見積もり合わせあるいは入札を含めてやらせていただいております。情報も45校あるいは幼稚園を含めて16校分情報が入りますので、そういうところではかなりの情報量を私どもの方も抱えますので、そういった形で検討させていただく、あるいは具体的にやらせていただくということになると思っています。 ○議長(小沢昌記君) 先ほどの31番廣野雅昭君の答弁保留分についての答弁を求めます。菅原市民環境部長。 ◎市民環境部長(菅原公男君) お答えいたします。 18年度の岩手県防災ヘリコプター連絡協議会の負担金につきましては、奥州市としては624万8,000円ということでございます。 先ほどの17年度の関係でございますが、2カ所の予算で支払っているわけですけれども、合計しますと605万5,000円ということになろうかと思いますが、これは旧5市町村分といいますか、今年度は若干値上げされたといいますか、ということでございます。 以上でございます。 ○議長(小沢昌記君) 3番関笙子さん。 ◆3番(関笙子君) 3番関でございます。2点お伺いいたします。 350ページの図書の備品購入費があるわけですが、合併して小・中学校の図書館がそれぞれ今まで運営してきたわけですが、今後、その充実について方向性を伺いたいと思います。 それからもう1点ですが、個別案件で申しわけないんですが、チェリーホールは社会教育施設でよろしいでしょうか。お伺いしてよろしいですか。合併して、それぞれ当然使用基準が統一されたというのはわかるんですが、表現発表会のある学校に招待されまして行きましたときに、今まで前沢にあるチェリーホールの大きな舞台で発表しておりましたようですが、合併したことにより10万円以上の使用料がかかると。学校の発表でありながらそういうことになりまして、学校の体育館でやることになったということで親御さんたちと先生方が大変な思いをして、では廃品回収しようかとか、でも間に合わないということになりまして、ごみ袋を窓に張ったり、音響などもすべて大変な苦労をして舞台をつくり上げておったんですね。非常に戦争を題材にした、子供たちが一生懸命素晴らしい劇をやっている中で、途中で幕がないものですからお父さんかだれかがやっているんでしょうか、よさこいの大きな幕を使ってやっているわけですよ。 非常に違和感がありまして、なぜこのような、合併によって地元にあるホールが使えなくなったのかと親たちが非常に合併に危惧をしておりまして、この辺ちょっと何でこういうことになったのかなというふうに思いまして、今後こういうことがあると困るなということであえて発言させていただきますが、その2点についてよろしくお願いいたします。 ○議長(小沢昌記君) 高橋学校教育課長。 ◎学校教育課長(高橋勝君) それでは、学校図書の部分のご質問だと思いますが、それの整理の方針についてお答えしたいと思います。 学校図書につきましては、当然、学校には必要な部分でございますので、そこの部分について必要な分については何とか措置していきたいというふうに思っておりますし、限られた予算ではございますけれども、その分、学校からの要望等、聞き取りなども含めまして、必要な分については措置していくという方向で考えております。よろしくお願いします。 ○議長(小沢昌記君) 暫時休憩いたします。                   午後2時5分 休憩---------------------------------------                   午後2時6分 再開 ○議長(小沢昌記君) 再開いたします。 佐々木教育部長。 ◎教育委員会教育部長(佐々木善基君) 先ほどのふれあいセンターの関係は、ちょっと事実関係を含めて調べさせて答弁させていただきたいと思っています。よろしくお願いします。 ○議長(小沢昌記君) 3番関笙子さん。 ◆3番(関笙子君) 実は学校の方に行きまして、図書館のことですが、いじめのことで現場の声を聞きたいなと思ってお邪魔したのですが、そのことのお話はちょっとで、非常に図書館の話をいただきまして朝読みの習慣とか、本を一生懸命読むようにと先生方が一生懸命やっているのに、増冊の件で非常に予算が少なくてという意見の方をたくさんいただきまして、ああそうなんだと、教育関係の方は予算が大変少なくて、現場では本を買いたくても買えないんだということがわかりまして非常に私も驚いて帰ってきたわけですが、ぜひ何とか十分な、先生方が用意できるような、そんな方向にもっていっていただきたいなと思いまして今発言したわけですけれども、よろしくお願いします。 ○議長(小沢昌記君) 高橋学校教育課長。 ◎学校教育課長(高橋勝君) それでは、お答えいたします。 学校図書館の部分の本の部分につきましては、予算的にはそんなに減っていないというふうには把握しているところですけれども、ご指摘のようにやはり少ないというふうな印象もあるようでございますし、その辺のところは十分聞き取りしながら措置してまいりたいなというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(小沢昌記君) 40番及川善男君。 ◆40番(及川善男君) では、簡潔に2件お伺いいたします。 まず1点は、352ページのことばの教室等通級補助金27万1,000円計上されておりますが、これは合併しましてそれぞれの各区ごとにことばの教室が設置されていると思いますが、その実態について、現状についてお聞かせを願いたいと思いますし、あわせて保護者等からはぜひこの体制は今後も維持してほしいという強い要望があるようですが、今後もそういう体制で各区の学級は維持していくということなのかどうか。ぜひそういう方向で検討すべきだと思いますので、その点お伺いをいたします。 2点目は378ページ、子どもの居場所づくり事務経費が計上されておりますが、これはただ水沢区の事業だというふうに思います。それで、この実態と水沢区以外にこれに類似した事業がやられているのかどうか、その点お伺いいたします。 ○議長(小沢昌記君) 高橋学校教育課長。 ◎学校教育課長(高橋勝君) それでは、ことばの教室の部分についてお答えいたします。 ことばの教室につきましては小学校の方に設置されておりまして、通級指導等の部分で活動していう部分でございます。現在、市内に7学級あります。それで、水沢が3、江刺が1、前沢1、胆沢1、衣川1というふうな状況でございまして、進めていただいているところでございます。 ただ、実は今年度、江刺にありました部分で1学級減になっておりまして、大変人数が多くて大変な部分がございます。そういう部分で、何とか通級の児童につきましては年々ふえているというような状況もございますし、その部分については何とか今の状態を維持できるような部分でということで要望はしているところでございます。 ただ、実際問題の部分としましては、県の方の方針によりますと言葉の通級の方は減るというふうな方向で考えているようでございます。そのかわりなんですけれども、LDの通級の部分の別な方の特別支援の通級の教室をふやすというふうな、大きな国の流れの部分もあるようですけれども、それを受けて県の方でも言葉の部分とLD関係の軽度発達障害の通級の部分のその兼ね合いだとは思うんですけれども、その辺のところで若干言葉の部分は減るというような印象を持っておりますけれども、何とかそこは維持できるような形で要望してまいりたいなというふうに考えているところでございます。 通級についての補助につきましては、例えばそこの学校に通えないというような部分、ほかの区から通ってくる部分についての交通費等の補助を出しておりますので、そこの部分についても必要な部分だというふうに把握しておりますので、その辺は何とか措置してまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(小沢昌記君) 高橋生涯学習課長。 ◎生涯学習課長兼スポーツ振興課長(高橋民雄君) 2点目の子どもの居場所についてのお尋ねでございますが、水沢区における事業がほとんどでございます。 ○議長(小沢昌記君) 40番及川善男君。 ◆40番(及川善男君) 時間の制約ありますので、私の方で質問します。 まず最初に、ことばの教室については、ぜひ現状以上になるように努力してほしいと思います。特に、江刺区の場合は減級されたということもあって大変人数も多い。それから、先生が1人で大変苦労されているということのようですので、こうした現状を考えればふやすことはあっても減らすようなことのないように、これはぜひ教育委員会で頑張ってほしいなというふうに思いますので、決意があればお伺いします。 それから、子どもの居場所づくりの問題なんですが、水沢がほとんどだということは水沢だという、類似のものは他にはないんだと思います。 ところが、この子どもの居場所づくりの問題は今いろいろ問題になっております、いわゆる青少年の健全育成の点でも全国的に本当に視察が多いと。全国から視察に来るような、全国的に評価されている施策なわけです。全国的に評価されている施策を合併して同じ市の中でこれをやっぱり普及しないといいますか、広めないという手はないというふうに私は思います。 今後、子どもの居場所づくりについて、水沢区以外にどのようにこの施策を展開していくお考えなのか、その方針についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。 ◎教育長(菅原義子君) お答えいたします。 ことばの教室については、決意をそのように申し上げたいと思います。何とか整えていかないと先生方も大変苦労しておりますので、その実態を改善するように努力いたします。 もう一つの子どもの居場所につきましては、ここまで来るのに本当に寺子屋をつくってリーダーを育ててという大変長い取り組みをして、ようやく居場所という形になっておるものですから、そう簡単につくることができないというのが現状でございます。 ですので、寺子屋のああいう取り組みなどについて、あれらをもとにして子供同士がかかわっていけるような、子供のリーダーをまず育てるという取り組みなどで努力を始めて拡大していきたいなと、そんなふうに思っております。 ○議長(小沢昌記君) 40番及川善男君。 ◆40番(及川善男君) 今、子どもの居場所づくりについては教育長おっしゃるとおりで、それなりの歴史があって、積み重ねがあってできたものだというのはそのとおりであります。それゆえに、今から普及の方策について方針を持っていかないと私はだめなんだというふうに思います。ですから、この間の教訓を踏まえて、いわゆる来年度から具体的な方針を持って広めていく。とりわけ、子供たちの環境が昨今このような状況のときには大変大事な施策ではないかなというふうに思いますので、その点についてもう一度お伺いします。 ○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。 ◎教育長(菅原義子君) ご指摘のとおりでございます。ということで、ただいま県の方からいろいろとご指導いただいている子供の問題の協議会というのがございますので、そういうところも兼ねながら、何度も同じことを申し上げるわけですが、ご指摘のように方針をしっかりつくって具体的に取り組もうと、そう思いますのでよろしくお願いいたします。
    ○議長(小沢昌記君) 38番高橋瑞男君。 ◆38番(高橋瑞男君) ページ数はあえてございません。教育関係について若干伺いをしたいということでございます。 冬になりまして冬休みが来る、そういうことでは校長あるいは教育委員会等、今後の休み期間中のあり方について協議していると思われます。簡単に申します。そんな中で、先ほどもお話がございましたが、スキー場についてでございます。 先ほどは胆沢の実態のお話がございました。減免をしながら子供たちにスキー場を利用していただいているよと。衣川の話も出ました。衣川も当然ながら減免して、スキー場も子供たちをというような観点から冬のスポーツとして奨励をしてきたお互い各地区の経過があろうかと思われますが、そこで実はお話を聞いたわけなんですが、いろいろ協議を校長会となされたと思いますが、親がつかなければスキー場に行ってはだめだよというようなことで、非常に恥ずかしい話なんですが、この実態は衣川で起きたわけなんですが、これは衣川だけがそういうような話が出てきたのかどうか。 私には孫がいるけれども、あえてこのことを学校に言ってどうのこうのというようなことは正直言ってしませんでしたが、しかしながら父兄たちの力の入れようが大きなものがございます。協会の役員になったり指導するのは、宮城県から水沢初めとするところから38名ぐらいが本気になってやっているんですが、学校からの一言で子供たちは行かなくなった実態がございますが、今後、奥州市として、教育委員会としてどんな取り組み方を、そしてこれは各区でやれよということなのか、その辺を含めて、今までの実態はどうなっているのか、その辺も含めてお話をいただければいいなということでございます。 ○議長(小沢昌記君) 高橋学校教育課長。 ◎学校教育課長(高橋勝君) 今ちょっと把握しておりませんので、調べてお答えさせていただきたいと思います。 ○議長(小沢昌記君) 38番高橋瑞男君。 ◆38番(高橋瑞男君) 必ず学校に電話をかけて、そして内容を教えてくれと、そういう意味ではないんです。こういう実態が起きたから、今度は合併したのだから奥州市としてはやはり予算がちゃんと組んであるんですよ。そんな中で、片や学校の先生の発言1つで子供たちが行かなくなった実態、そして大会にも出ない実態。今まではあっちに出よう、それこそ宮城県の温泉のあるところ、鳴子のところまで行って大会に出ておったんですよ。学校の先生の発言がいかに大きいかなということを私は身にしみて感じたわけなんです。 そんなことで、子供たちはバスにも乗らない。今まではバスにはその話がなかったときには、スキーを持って道路に立ってれば運転手さんがちゃんと乗っけて、帰りもそこに落として、いろんな連れ去り事件というのが、連れ去りですか、去年ですか、そういうのが確かにいっぱい記事、テレビ報道になったりしましたね、連れ去りというの。多分、そういう感覚かどうかわかりませんが、私の言いたいのはやはり教育委員会と先生方とよく話をして、そういうふうなことであるのだから冬のスポーツぐらいはどのような形であれば一番安全だかどうか、そんなことを指導してくださいよと、お願いでございます。 ○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。 ◎教育長(菅原義子君) 冬休み、夏休みには生徒指導連絡協議会という小中高の教員たちが集まって、こういうルールでいきましょうということを決めてございますので、その中の1つでそういうことに親がついていくということは決められていたように私も覚えております。 しかし、それがこういう場合についてはどうだろうかというようなことについては柔軟にいろいろと解釈もできますし、考えていかなければならないと思いますので、ことしの分、まだそのことについてきちっと通っておりませんので、その辺、吟味してから、そのようなことがない、しかし安心安全に、これが一番大事でございますので、やれるように教育委員会としても対応してまいりたいと思います。 ○議長(小沢昌記君) 先ほどの24番佐藤絢哉君の質問に対する答弁を求めます。菊田教育総務課長。 ◎教育総務課長(菊田豊君) 答弁、大変遅くなりまして申しわけございません。 流用の関係ですが、教育振興費あるいは学校建設費からの流用ということですが、主なものは電気料あるいは燃料費といいますか、こういった冬の期間でどうしても不足になった部分についての流用がございました。 あと、中学校の方の関係では、給食センターの調理員の賃金の関係が不足していたために流用をしたと、こういう部分でございます。本来であれば当初予算を組んでということもあったでしょうけれども、特に昨年から今冬の雪の関係あるいは寒さの関係でどうしても最後まで不足していたということで、特別に流用をかけさせていただいたというのが実態でございます。 ○議長(小沢昌記君) 24番佐藤絢哉君。 ◆24番(佐藤絢哉君) ありがとうございました。 金額としてはかなり大きな流用の金額になるわけですが、今、説明をいただきまして、大体事情も理解するわけでございますけれども、目節は執行科目ですから市長の権限で流用しても公的には支障がないわけでございますけれども、やはり何百万という多額な予算不足が生じて流用するということは、議会で議決した議会の精神といいますか、それをやはり無視されると、無視するということにならのないのかということがいささか疑問に持ったわけですからこういう質問をしたわけでございますけれども、二、三万であればともかくとして、このような多額な予算が不足する場合は、やはり今答弁されたように流用で処置するのではなく、補正予算で対処すべきであるというふうに思いますので、今後この点に気をつけられまして、やっぱり予算執行すべきであると思いますが、そういうことで答弁はわかりましたので、結構でございます。 ○議長(小沢昌記君) 先ほど、3番関笙子議員の質問に対する答弁保留についての答弁を求めます。 前沢支所千葉生涯学習課長。 ◎前沢支所生涯学習課長兼前沢ふれあいセンター館長(千葉信男君) 先ほどの3番関議員のご質問にお答えをいたします。 ふれあいセンター、チェリーホールの使用料の件でございますけれども、内容を確かめましたところ、前沢小学校において文化祭と表現発表会を毎年交互に開催をしていると。今年度はたまたまホールを使っての表現発表会の予定になっていたという経過でございます。使用期間が1日とかというふうなことではなくて、練習を含めて1週間連続で使わせてほしいと、こういうものだったようでございます。 合併後のことでもございまして、合併に当たりましてふれあいセンターの使用料の減免基準というものを定めて見直しをしております。2月20日付で減免基準というものを決裁いただきまして定めてございます。それによりますと、ホールにつきましては、奥州市が主催して行う儀式とか事業、これについては無料、免除。それから、教育委員会、公民館が主催して行う事業は免除といったような条項がございまして、減額に際しての基準等も定めてございます。 この場合には、市主催というような行事ではございませんでしたので有料というふうなことになろうというふうな判断がございましたし、従来までも減免の規定を適用してまいった経過はありますけれども、学校全体に及ぶような内容ではなかったというふうな背景もございまして、有料になりますよというふうなことで回答をしたという経過でございます。 なお、この件につきましては、2年前の時点で、これからは変わると思いますよというふうなことは既に話はしてあったそうでございます。 それから、同様の内容で、例えば前沢高校の吹奏楽部の使用とか、あるいは練習等につきましては有料で使用していただいているという状況でございます。前小学区だけの無料というふうなことはちょっと難しいという事務局の判断でこのような形になったということでございます。 以上、経過をご報告申し上げます。 ◆3番(関笙子君) そうしますと、学校独自での要するに主催であれば使えないということになる、今の基準ですとなります。これでよろしいのかどうかというのを教育長に伺います。 ○議長(小沢昌記君) 菅原教育長。 ◎教育長(菅原義子君) 大変申しわけありません。 この基準につきましては、もう一度きちっと吟味をしていかなければならないと、そう思いますのでお時間をいただきたいと思います。 ○議長(小沢昌記君) 歳出の9款消防費及び10款教育費並びにこれらにかかわる歳入に係る質疑を終わります。 2時40分まで休憩いたします。                   午後2時30分 休憩---------------------------------------                   午後2時41分 再開 ○議長(小沢昌記君) 再開いたします。 これより歳出の11款災害復旧費及び12款公債費並びにこれらにかかわる歳入にかかる質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 質疑ありませんね。 歳出の11款災害復旧費及び12款公債費並びにこれらにかかわる歳入に係る質疑を終わります。 これより歳出の13款支出金及び14款予備費並びにこれらにかかわる歳入に係る質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) 質疑なしと認めます。 これをもって、平成17年度奥州市一般会計歳入歳出決算に係る質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第20号は、会議規則第38条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。17番今野裕文君。 ◆17番(今野裕文君) 私は、議案第20号、平成17年度奥州市一般会計歳入歳出決算認定について、反対の立場を表明するものであります。 まず最初に、本決算は合併の最初の約40日間の決算となっております。合併に伴う事務事業のスタートということで、事務当局執行者、職員、関係者にとっては、文字どおり不眠不休の取り組みになったと思います。まず、この間のご努力に感謝を申し上げるものであります。本当にご苦労さまでありました。 本決算にかかわり、予算審議の際に私は5つある地域整備振興基金を一本化し、新生奥州市に対応して取り組むべきこと。特別報酬について、新市建設計画に想定されていた旧水沢市並みにすべきであること等について指摘申し、善処を求めてきたところであります。さらに、クロサワランディックにかかわる商業施設への対応等に疑問を残しております。 以上の理由から賛成できないものでありますが、市当局におかれましては国際競争に勝てる企業を育成しなければならないということで、大企業、高額所得者への相次ぐ減税の一方、低所得者、とりわけ高齢者への負担増という国政のもと、国・県の指導という制約がある中でも市民の皆さんの生活を応援する市政を目指していただくことを切望して、反対討論といたします。 以上です。 ○議長(小沢昌記君) 37番数江與志元君。 ◆37番(数江與志元君) 私は、本議案に賛成の立場で討論させていただきます。 今まさに17番議員の方からかかる事態というのは、合併をして40日の期間の決算であるし、それぞれ問題があったという発言もございましたけれども、年度途中で5つの13万市民をつくって、いろんな意味で合併の協議も100日でやった。いろいろ今まで議論があったような経過はございますけれども、その間、きっちりとした対応をしながら、18年に向かってけじめというか、それぞれ行政の遂行上のきっちりとした対策をとらえ、またそのことに向かって、職員、執行当局、一丸となって締めくくりをつけた、それは評価をすべきだろうと、こういう観点から本議案に賛成いたします。 ○議長(小沢昌記君) 討論を終結いたします。これより採決いたします。本案は原案のとおり認定することに賛成の方の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(小沢昌記君) 起立多数であります。よって議案第20号は、原案のとおり認定することに決しました。 お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思いますが、これにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小沢昌記君) ご異議なしと認めます。よって本日の会議はこれをもって延会することに決しました。 次の会議は12月18日、午前10時から開くことにいたします。 本日の会議はこれをもって延会いたします。大変ご苦労さまでした。                   午後2時46分 延会...